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波。
久しぶりにnote投稿。
やっぱり書くのは緊張する。
先日、フォトウォークというものに参加してみた。お散歩しながら写真を撮るというもの。20数人ほどが集まって築地周辺を歩いた。
1番初心者だったかと思う。
人と一緒に、ましてやこんな大人数で写真を撮ったのは初めて。
誰かといると無意識に人に合わせてしまう。
そんな自分が人と一緒に撮るには、合わせず自分で在ろうとすることが大事。
当日は合わせないようにと、結構意識して臨んだ。
が、終わって1人になってみると、解放された感覚があった。少しだけ1人でも写真を撮ったが、フォトウォーク中よりもしっくり来る感覚だった。結局、まだまだ抑制して人に合わせているんだと実感する。
フォトウォークは、築地本願寺からスタートし、まだ年始で人の少ない築地市場を抜け、築地大橋へと向かった。
綺麗な夜景を撮ったりすることには興味が沸かず、足元を見ながら歩く。
築地大橋までいくと、舗装された綺麗な道でこれまたカメラを向けて撮る気になれない。
周りの参加者が橋の上で夜景を撮っている中、下流でもうほぼ海の隅田川をぼーっと眺めていた。
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すると、波が生き物のように見えてきた。
波に惹かれて没入していく。
美しいとも感じるし、怖いとも感じる。
今まで波なんて幾らでも見てきたけどこんな感じだったけかな?と思う。
そもそもちゃんと見ようとしたことがなかった。何となく避けていた。
怖いとは思っていたんだと思う。
不快なものは避けて、表面だけさっと見て終わらせていたのかもしれない。
橋にかかった布の垂れ幕の隙間から波を見ると、なんだか掴めそうな感じに見えた。手が届きそうだった。
気づいていないだけのものが沢山ある。
気づいたら、怖いかもしれないし、不快かもしれない。
それでも、気づいてみたいし、気づくだけで良いと思う。
新しい世界に触れたようだし、新しい自分に出逢えた感じがする。
それで良いなと思う。