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「SANABI」ってゲームが面白くて

 SANABI(サンナビ)は2Dの横スクロールアクションゲーム。
 主人公はワイヤーを駆使してステージを駆け抜けていくので爽快さもあります。
 ドットの表現が細かく美しい事、そしてストーリーが素晴らしく、プレイ前はそんなに期待していませんでしたが、めちゃくちゃ好きな作品になりました。
 SANABIというタイトルとトレーラーはかなり地味な印象でちょっととっつきにくさがあるように感じたので、このnoteで興味を持ってもらえたらいいなって思います。
※ネタバレはありません
 SANABIのストアページ
 https://store.steampowered.com/app/1562700/SANABI/

こんな人におススメ
 ・美しいドット表現が好きな人
 ・ドラマチックなストーリーが好きな人
 ・横スクロールアクションが好きな人

美しいドット表現が好きな人

サイバーパンクな世界観

 私がドットが好きなのもありますが、まずドットが美しいです!
 細かく作られているのと、サイバーパンクな薄暗い雰囲気が独特の魅力を出しています。
 やはり画面が美しいとゲームの没入感も違ってきます、ムービーシーンもあるのでドット好きにはたまりませんね!

ドラマチックなストーリーが好きな人

 タイトルにもなっている「SANABI」は謎の存在。
 かつていくつもの犯罪組織を壊滅させてきた伝説級の退役軍人である主人公は田舎で娘と二人で静かな日々を暮らしていたが、突如SANABIの手によって娘の命が奪われてしまう。
 唯一の生きがいだった娘を失った主人公は全てをかけてSANABIへの復讐を開始する。
 SANABIの出現と共に一つの巨大都市の住人がまるごと消失し、厳戒態勢が敷かれる中を単身潜入する主人公、街では調査に来ていたハッカーのマリと出会い、互いに協力しながらSANABIの探索と街の謎を探っていくストーリー。
 無駄な事を話さない冷たい主人公の慈悲のない復讐物語かと思いきや、マリが感情豊かでテンションの高いキャラクターなので序盤は結構コミカルな雰囲気だったりします。しかし物語が進むにつれて街の異様さが明らかになっていきシリアスな展開へとなっていくことに。
 映画を意識したような場面転換や想像を超える壮大で感動的なストーリーは心に残ります、ゲーム的にもストーリーを重視した作りになっていました。

ハードボイルドに似合わないぎゃん泣き

横スクロールアクションが好きな人

 アクションはワイヤーを使って進んでいくスタイルです。
 ワイヤーを使うって事は、天井や壁に張り付いていくので下がなかったりします。
 もちろん落下するとやり直しになるので、そういう意味ではワイヤー系のアクションゲームは難易度が高いイメージがあります。
 SANABIでもそうなのですが、プレイしてみた感想はそれほど難しくないです。
 (EASYでの感想になりますが(笑))、なんとHPが存在しないのでいくら敵の攻撃にあたっても大丈夫です。
 ダメージを受けると画面がぶれてサイバー感が増します。

ダメージでノイズが走ります

ワイヤー以外の攻撃はないし、操作も複雑なものはなく快適です。
ただ難を言えば基本一本道にギミックや敵が配置されている感じで、スタイリッシュアクションを目指しているので道中の探索要素がない事と、スピードランモードがあるくらいなのでめっちゃ早く進んでいく事に興味がないとステージは単調さも感じました。
 ボス戦はそれぞれ工夫を凝らした戦い方でおもしろいです。

個性的なボス戦

感想

回想シーン

 作中で何度もフラッシュバックするこのシーン。
 定石だとゲームで重要な言葉やテーマだったりするんですが、別に大した会話をしていなくて、全然ピンとこないまま続いていくんですが、終盤にこのくだりがあった時にやっと意味が伝わった時に感動したんです、本当にセンスが良くて、稀に見る素晴らしいストーリーでした。
 基本的にはあまりキャラクター達がストーリーを細かく説明してくれるゲームは好きじゃないんですが、結局話の面白さや見せ方によるんだなと感じました。
 アクションパートも思っていたより快適で、ギミックもいろいろ趣向をこらしていて面白かったですが、それよりもずっとストーリーが面白くて進めていました。
 ということで、好きなゲームのおススメnoteでした。読んでくださってありがとうございました。


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