「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展
銀座エルメスの八階にはギャラリーがあって
そこで企画される展示の作家さんの作品からは
いつもどこかで、ふとエルメスらしさをかんじる。
それが、色であることもあれば、
言葉であることもあり、
時間のかけ方であることもあれば、
視点であることもある。
つまりは作品の中に込められた作家の想いと
エルメスが大切にしていることの
共通性なのだとおもう。
正直なところ僕などは、
今まで生きてきて一度も触れたことのない作家の
展示が多いのだけれど、
少し涼しい秋の日、
鼻の奥で僅かに感じられる程度の
仄かな空気の香りのように、
いつもふとその共通性に気付かされ、
その度に眩しく、驚く。