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当事者インタビュー「抑うつとパニック障害を乗り越えて回復への道のり」

はじめまして、こんにちは、
このnoteを運営しているしかと申します。
本日は、今日も頑張る働く女さんにインタビューをさせていただきました。

この記事は、うつ病などの精神疾患を経験された方の実体験をもとに、どのように回復へと向かったのかをインタビュー形式でお届けします。このインタビューが、同じように悩んでいる方の力になり、精神患者の理解が広がるきっかけになればと願っています。

1. 最近の病状はいかがですか?

Q: 最近の体調はいかがですか?寛解はしていますでしょうか?

はい、家族の助けもあり、少なくとも1年ほどは安定しています。仕事を休んだことが良いきっかけとなり、回復へとつながりました。

Q: 現在も薬の処方や、定期的な通院、カウンセリングなどを受けていますか?

現在、通院やカウンセリングは受けていませんが、ピアサポートとしてグループディスカッションに参加しています。

Q: ピアサポートとはどのようなものでしょうか?

ピアサポートとは、同じような経験を持つ人同士が支え合う取り組みです。
私が、参加したピアサポートは、5〜10人ほどの規模で行われ、1回あたり15分〜1時間程度です。事前予約制で、決められたテーマに沿って進められます。主催者は臨床心理士などの専門の方が担当し、雑談やレクリエーションなども取り入れられています。悩みや体験を共有し、共感しながら助け合うことで、精神的な支えや回復のきっかけになりました。

2.発症のきっかけや背景

Q: 発症前にどのような状況や出来事がありましたか?又、抑うつ状態とパニック障害と診断されるまでの経緯を教えていただけますか?

発症前は特に前触れもなく普通に過ごしていましたが、次第に抑うつ状態となり、やがてパニック障害へと進行しました。原因ははっきりとは分かりませんが、人間関係がきっかけとなり、それまで気にならなかったことが気になるようになりました。

3.症状や日常生活への影響

Q: 主な症状や、日常生活で困難に感じたことや変化は何ですか?

パニック障害の症状として嘔吐がありました。頻繁ではなかったものの、人が多い場所や、身近な人に会わなければならないと考えると症状が出ることがありました。決してその人の事が嫌いではないのですが、強い緊張を感じてしまうことがありました。

4.治療やサポートについて

Q: どのような治療やサポートを受けられましたか?又、特に効果を感じたものは何ですか?

カウンセリングや医師の診察、薬による治療などを受けていました。
特に効果を感じたものは、クリニックが主催している。ピアサポートに参加したことです。

Q: 症状の再発を防ぐために、日常生活で特に意識している習慣や心掛けていることがあれば教えてください。

こんなことを言うと冷たく感じるかもしれませんが、人間関係を整理することも大切です。以前は、誰に対しても無理に良い顔をしようとし、常に気を遣っていました。ですが、自分が楽に過ごせる人と一緒にいることで、心の負担を減らせます。また、何かを決めるときは、最終的に自分で判断するという意識を持つことが大切だと考えています。

5.周囲の人々との関わりやサポート

Q: 家族や友人、同僚からのサポートで助けになったことはありますか?

家族の助けがありました。子供がいるため家事や育児は欠かせませんが、夫がサポートしてくれたおかげでとても助かりました。その支えが励みになりました。

Q: 逆に、困難や誤解を感じた経験はありますか?

知人にはあまり理解してもらえず、良く思われないこともありました。もっと社会全体が精神疾患に対して柔軟で、偏見のない世の中になればいいのにと感じました。

6.回復へのプロセス

Q: 回復に向けて、具体的にどのような取り組みをされましたか?又、回復のきっかけとなった出来事や出会いがあれば教えてください。

抑うつ状態になったのは3年前で、病院を受診しました。その後、約1か月ほど定期的に通院し、徐々に回数を減らして、回復していきました。
それと、やはり病院で主催している、ピアサポートでの参加です。
病院が主催するこのプログラムでは、同じような経験を持つ方々の回復のプロセスを聞くことで、前向きな気持ちになり、回復のきっかけとなりました。

最後に、同じ病気を抱える方や周囲の方々へメッセージをお願いします。

私の場合、突然、抑うつやパニック障害が起きてしまったため、振り返ると予防するのは難しいことだったと感じています。だからこそ、定期的にガス抜きをすることが大切だと考えています。例えば、「1週間頑張ったら自分にご褒美をあげる」といった習慣を取り入れることで、症状の悪化を未然に防げるかもしれません。皆さんも、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけ、取り入れてもらえたら嬉しいです。

今日も頑張る働く女さんはNoteで記事を執筆しているので、ぜひご覧ください。
本日は貴重なお話ありがとうございました!

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