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自治体職員のためのドミノ理論

今回は、受講を修了した「自己理解プログラム」の中から、とても腹落ちした「ドミノ理論」について、私の事例をご紹介したいと思います。

ドミノ理論とは、自己理解プログラムの中で学んだのですが、最初は小さなドミノかもしれないが、少しづつ大きいドミノを倒していき、最後は巨大なドミノを倒す、いきなり巨大はドミノを倒すことはできないという意味でもあるし、最初のドミノは小さくても最終的には巨大なドミノを倒すために、その小さなドミノがきっかけでもある、という意味にとらえています。

このような動画があります。ドミノは次に倒すドミノは1.5倍の大きさでも倒すそうで、最初は小さなドミノであっても、最終的にはとても巨大なドミノを倒しています。

このようなことを「自己理解プログラム」の中で学んでのですが、いわゆる最初はスモールスタート、スモールステップでもいいよ~、ということなのだと思うのですが、大事なことは関連性とか繋がりなのかな、ということです。小さなプロジェクトであっても、次に繋がらないで、関連性のないことをいくつもやってみても、大きな結果に繋がらない、ということを示唆しているのだと思います。

それでは、自分の場合はどうだったのかというと、、、
過去を振り返ってみると、こんな感じになりました。
(1)自治体職員の自主勉強会に参加
(2)身近な仲間と自主勉強会を立ち上げ
(3)コラボ勉強会の開催
(4)起業家交流会に参加
(5)起業家支援事業を立ち上げ
(6)地元起業家と連携
(7)大手企業と連携して事業拡大
今思うと、すべては繋がっていて、少しづつ大きなドミノを倒していったのかな、と思っています。

(1)~(3)は、私が人材育成を担当していた5年間の出来事です。最初は、ほかの自治体職員との交流に興味があって、東北まちづくりオフサイトミーティング(以下、東北OM)という、参加者が1,000名を超える東北最大級の自主勉強会に飛び込んだ、というところがスタートでした。まさにここが私のターニングポイントです。その後で、東北OMの福島県メンバーで、福島県版の自主勉強会を立ち上げました。さらに、東北OMや早稲田大学人材マネジメント部会マニフェスト研究所をコラボして、地元で勉強会を開催することができました。この時は、100名を超える方に参加していただき、本当にうれしかったです。

(4)~(6)は産業振興を担当していた頃です。この時には、交流会などに入ることは全く苦にならなくなっていたので、起業家の集まり、ネットワークに入ることも楽しみながら、交流することができました。地元の起業家とも知り合いになることが多かったので、起業家を支援したい!と思うようになって、起業家支援の事業をいくつか立ち上げることになりました。もちろん、自分一人で考えても自己満足の事業になってしまうので、起業家へのヒアリングを通しながら、ニーズを捉えて新規事業を作っていきました。

そして、最後に(7)、今の状態です。最終的には大企業と連携することで、事業の拡大を図りました。例えば、地域クラウド交流会という、起業家のピッチイベントはサイボウズ㈱のコンテンツですが、郡山市では、2019年から開催して、今年で6回目、今年9月には全国大会を誘致することとなりました。また、2022年には、㈱サイバーエージェントと連携協定を締結して、保育の利用調整の実証実験を今でも継続しています。これらの成果が認められて、地方公務員アワード2024を受賞することになったと思っております。

次のドミノをどうするかが、次の課題ですが。それは、少しずつ考えていきたいと思っております。

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