勝俣はいずこ?
すごくすごく前のお話ですが、飛行機で3時間もしないで着く常夏のあるホテルに私と主人は、バケーションという名のもとに何度も訪れておりました。ハワイ仕上げのロビーやプールと、部屋はロッジ風で大部屋間が無く
滞在している者共が、だいたい2週間や3週間は居るよね状態でした。
朝は、ハナバナしい小鳥のような声で目が覚めいつものレストランでビュエをし、プールで泳ぎもしないのにタオルを借りチェアーで寝そべりよその国の人を見るという光景でした。
そのホテルのレセプションに「勝俣」という巨漢で汗をかきまくっている人がおりまして、私の主人と話をしていた所同じハワイのシニアハイスクールだったという話になりまして、勝俣とディナーしたりスポーツバーなどに行ったりと勝俣は大変楽しいひとだってので、また今年も勝俣に会いに行こうという主人の提案にOkをだしておりました。
ある時、勝俣の言動がおかしいと思ったことがあったのです。
ある時、バイクで高速道路のようなところで走っていたら転倒をしバイクが燃えてしまい仕事に行けなくなったと主人になんらかの連絡が来たのです。
「え?どういうこと?」
と思いましたし何が出来るといいのでしょうか?
勝俣に・・・。
ついでに顧客のリストもバイクと共に燃えてしまい、たまたま携帯に残っていた主人の連絡先に連絡をしたと言いました。
人は生きていれば大変な時も急に訪れると思うし、勝俣は日本に居る両親に連絡できない事情があると言っていました。
ま、私も親に連絡できない事情があったのでそういう人も居るんだろうなと思っていましたが、主人は勝俣が大変みたいだと心配し年に一回ほどのバケーションに勝俣に事情を聴きに行こうよとチケットを取り、ホテルを抑えようとしたところ、勝俣が違うホテルに移ったという事で勝俣が居るホテルを予約した訳でした。
お金を振り込み、3時間程飛行機に乗りいつもの常夏の島で勝俣は私服で私どもを迎えに来たのです
アロハシャツではなく、Tシャツでした。
私の望む世界を自分なりに表現したいと思います。大体実話でございますのでよろしければ、読んでいただけましたら小躍りしたいと思います。足が不自由になってからより書きたいと思う事が増えてまいりました。私には背中に翼があることを隠せない性分なのです☆