「岩内深層水ダイアリー 2021/2/18 」 木曜日2pmころ 1℃ 泡雪・微風
今日は岩内町でも美味しい料理が評判の老舗「カフェレストラン鈴や」を尋ねました。
僕はこのお店のカレーが大好きで、スープカレーが抜群、激辛カレーも最高、もう家でカレーを作るのはやめた、美味しいカレーが食べたければ鈴やに行くって決めちゃいました。もちろんこのお店のバラエティーに富んだメニューから、ファンの方はみんなそれぞれ違ったイチオシがあるようですけど。
今日、鈴やさんにお邪魔したのは、このお店で岩内深層水を使っていただいているということで、そのお話を聞くためです。
さて、ご主人、お店の歴史は?
「先代が店を開いたときは甘味処だったんだよ。私の代でレストランにしてからもう50年、合わせると70年くらいになるなあ」
岩内深層水についてお聞かせください。
「うちはね、深層水の脱塩水をスープやコーヒー、それから、うどんや雑煮なんかの出汁を取るときに使ってる。脱塩水は素材の味の沁み出しが普通の水よりもずっと強いんだ。それから、これは深層水がもっと豆業界に向かって宣伝すればいいと思うんだけど、小豆を煮ると、ものすごく良い。とんでもなく美味しい小豆に仕上がる。
コーヒー?うちはトアルコ・トラジャを使ってるんだけど、インドネシアのトラジャコーヒーのなかでも、しっかり品質管理されてるブランドで、焙煎が少し軽い、いわゆる美味しい昭和のコーヒーの代表の味。このコーヒーを熱い脱塩水で淹れると、沁み出しが強すぎて、青臭さが出ちゃうんだよ、だからうちでは水出しで淹れてる。アイスコーヒーは焙煎が濃いからいいんだけどね」
やはり現場で毎日使っているプロの言葉には重みがあると感じながら、耳を傾ける。
「あと、うちでは魚介類を洗う時に高ミネラル塩水を使ってる。それから米を炊くときにこの塩水をちょっと入れるんだよ。米にはこだわりがあって、少し前までは岩内岳の浄水場の近くの田んぼで獲れた米しか使ってなかった。でも岩内の農協が共和町に吸収されて、その特別な田んぼのお米だけを仕入れるは無理ってなっちゃって、美味しい米を探してたところに、赤井川村で、川沿いの田んぼの良いお米を紹介されて仕入れてるんだけど、このお米が美味しいんだ。やっぱり米も水が大事なんだよ。そこに深層水の高ミネラル塩水を少し入れて旨みを出してる。」
そうですよね、出汁でもコーヒーでも、お米を育てるのも、水が大事なんですね。
今日のスープカレー最高に美味しかったのは岩内深層水が一役買ってるんですね。それに、お米にもそんなにこだわりが。
「札幌なんかのスープカレーは、鶏ももが入ってるとそれは出汁を取った出がらしなんだよ。うちは出汁と鶏ももを別々の素材として合わせてるから鶏の美味さも違うだろう。」
おっしゃる通り、鶏ももがすごく香ばしくて美味しかった!
「深層水に関して言うと、あと塩ね。あれ、もう少し安かったら使うんだけど、高いんだよ!」
はい、持ち帰って報告しておきます。どうも本当にありがとうございました。