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さびれた公園と町に思うこと

さびれた公園を目にして

実家近くの公園。かつて子供たちの笑い声で溢れていたその場所は、今や錆付いた遊具が静かに佇むだけの、寂れた空間に変わっていた。

「こんな状態では、誰も寄り付かないのも当然だ。こんな公園で誰が遊びたい?遊具を新しくするなどするべきだ。」

そう弟に話すと、「直しても遊ぶ子供がいない。どうせ誰も遊ばないのだから、無駄な投資になる。」と冷めた返事が返ってきた。

だが、その回答には賛同できない。

朽ち果てた遊具は、危険でさえある。安全な環境でなければ、子供たちは安心して遊ぶことすらできない。遊具の老朽化を放置することは、子供たちの未来を軽視することに他ならないと考えているからだ。

少子化が叫ばれる昨今だが、だからといって未来を担う子供たちへの投資を怠っていいはずがない。

魅力的な遊具を揃え、公園全体を整備すれば、子育て世代にとって大きな魅力となるだろう。街をあげて公園を活用するイベントを企画すれば、地域全体の活性化にも繋がるはずだ。

人口減少に歯止めをかけるためには、現状維持に甘んじるのではなく、未来を見据えた積極的な投資が必要と考える。行政には、その責任を果たしてもらいたい。

さびれた公園のイメージ

田舎が生き残るには

地方、特に「田舎」と呼ばれるところでは、過疎化が進んでいるところが多い。なぜ若い人間が都会に移住するのか。それは何もないからだと思う。何も大きなデパートがないとかそういうことを言っているのではない。ここでいう何もないというのは、「魅力的なもの」をはじめ、「仕事」、「遊ぶ場所」なども含めて言う。もしかしたら田舎ならではの奇妙な風習なども要因のひとつかもしれない。

田舎が生き残るには、田舎でしかできないことを逆手に取ったイベントを定期的に行い、「田舎の魅力」を発信することも大事だと思う。
たとえば、山登り、農業体験、今ではキャンプなんかも流行っている。田舎であれば大きめの公園もあるので、そこで定期的に祭りなどのイベントを行うのもいいかもしれない。観光客にお金を落としてもらう仕組みが必要不可欠だ。

農業が自慢ならば、その町ならではの特産ブランド品を生み出すのもいいかもしれない。

定住者を増やすには、移住者へのサポートも充実させるべきだろう。特に子育てしやすいように、乳幼児向けの施設やコミュニティがあると安心して子育てができるはずだ。あとは、補助金も大事だが、子育て世代に寄り添うカウンセラーのようなものも必要だろう。早く街に溶け込めるようなイベントも必要だと思う。

自分も住んでいたところが田舎なので、このまま衰退して消えてしまうのは悲しい。なんとかして盛り返しを見せてほしいものだ。


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