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【短編小説】消えた灯

消えた灯


六本木ヒルズの展望台から東京が見渡す。天気は良好だが、大きな入道雲が太陽を隠していた。
男はスマホを取り出すと、アドレス帳を開いて登録されている友人の連絡先をひとつ、またひとつと削除していった。
「さよならだ。」
男はそう呟くと六本木ヒルズの展望台を後にして、ゆっくりと歩き始めた。

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