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人間関係には賞味/消費期限がある

人間関係には賞味/消費期限がある。
ライフステージ、思考回路、価値観がどこか似ていたからこそ友達や恋人になることがあるだろう。
しかしそれらは経験や成長、立場によって少しずつズレれていく。
いずれは必ず違和感を持つようになる。
それが小さくてもいずれ大きくなっていく。
今までは一緒にいて話しているだけで楽しかったはずなのに、話や話題の噛み合わせが悪くなったり、こんな話で盛り上がってたんだと俯瞰するようになり悲しくなる。
なんで変化してないんだろうと心配にもなるしきっと心配される側になったこともあるだろう。
不変ほど苦痛なことはない。

映画「花束みたいな恋をした」はこのような変化が恋愛ベースで鮮明に描かれている。
この2人は初めて出会った時と一緒に歳月を重ねた時とではまるで違う人のように見える。
お互いに価値観のズレを認識し合って別れに向かうどこにでもあるありふれた内容で共感した人は多いのではないか。

他人と共に生きると必ずしもギャップが存在する。深く付き合えば付き合うほど普段見えなかった奥底の心理状態や感情、行動が見えてくる。
そこが賞味/消費期限の問題に繋がる。

私の考えだと人間関係の賞味期限は違和感を複数回持った時で消費期限は諦観し無関心になった時だ。
この人に今さら何を言っても改善されない、毎回話してることと行動が違うなど思ったら諦める。
もう期限切れなんだと覚悟を決め、少しずつに距離を置いていこう。

賞味/消費期限は相手も似たような感覚を持っていることが多く離れるいい機会だろう。今の自分に見合った新しい人間関係を構築すると今後の人生がまた新しく生まれ変わる。


感覚は今までの長い人生の中で、経験から培ってきて構成された貴重な財産だから大切にした方がいい。

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