大事なのは技術ではなく、それを使って何を生み出すことが出来るかだ
ITはあくまで技術であり、ツール。ユーザーに対して便利でかつ価値を提供することであり、難解にしてはいけない。
そのITに振り回されないようにするべきだし、提供する側(Sierや情報システム部門など)は、特に注意が必要だと思う。
システム企画に携わっていると、こういう人の声を聞く。
『私はITに詳しくないから。』
すると即座に、私はこうこたえる。
『ITは意識させないで、利用してもらうことが重要なんです。スマホでLINEやYouTube、ニュースを見たりしますよね。それくらい手軽に利用してもらうのが、私の目標です。』
そう、ユーザーに難しいと言われたら終わり。いわゆるBtoCで提供されているテクノロジーはシンプルで使いやすいものが浸透していく。これはBtoB側でも目指すべきこと。
ITリテラシーを高めるためには、教育も必要だと思う。ITが得意な人は、それに興味があり自分から学んだに過ぎない。
私からしてみて、妻よりITの知識はあり、もちろんそれらの疑問に対する課題解決は早い。
一方、私は妻よりもカレーや味噌汁を作るのは格段に遅い。
だから、リテラシーを高めるための教育はとても重要だと感じる。IT企業でないなら、なおさらのこと。
ウチの社員はIT企業でもないし、正直、リテラシー低いのは仕方ないよね。と言うのは、これからの世の中通用しない。
そのためにも、企業は投資をしてITリテラシーを高めていく必要がある。ITを企画、導入するということは利便性、セキュリティー、価値創造。それらを統合してどのようなものを生み出していくのか、である。
『大事なのは技術ではなく、それを使って何を生み出すことが出来るかだ』
これは、スティーブ・ジョブスの名言の一つである。