こころをからだに繋ぐ呼吸法Bodywork 第1章 II 3)丹田から肛門、さらに背骨に沿ってイメージを上の方向へ
西野流呼吸法:こころをからだに繋ぐ呼吸法Bodywork 第1章 II.足芯呼吸-足の裏から息を吸い上げる不思議な呼吸 近未来医学のフロンティアになるか?
3)丹田から肛門、さらに背骨に沿ってイメージを上の方向へ
足の裏から脚の部分をゆっくり上にたどりながら、足の付根で少し休み、身体感覚を確認。ここは会陰部ともいい、体幹構造の端でもある(エピソード(7):体節、デルマトーム、S5、リンクhttps://note.com/deepbody_nukiwat/n/nc9da18e40158)。
丹田にイメージをいっぱいに入れる。丹田近辺は骨盤といういわば鍋のような構造。
その中の内蔵はいわゆる腹部の下半分(骨盤臓器、膀胱、子宮、直腸等)で構成される(エピソード(8):骨盤の構造、リンクhttps://note.com/deepbody_nukiwat/n/n45fc699329cf)。
この骨盤の中の内臓を後ろのほうにたどって肛門を意識する。
(エピソード(9):肛門、デルマトーム、体軸、リンクhttps://note.com/deepbody_nukiwat/n/n05ddf2c69d42)
続いて肛門に意識を残しながら上方、脊柱に沿ってイメージを上の方にたどる。
尾底骨、腰椎(5個の椎体)、そしてみぞおちの奥。
ここからは胸部となる肋骨のついた胸椎(12個の椎体)となる。
このイメージは、ゆっくりとした背伸びに通じる。
普通、背伸びをする時、両手を上に揚げて背骨を引っ張る。
しかし、ここでは椎体一個一個を意識する。
その椎体に付着する背筋をストレッチするイメージで上方へ進める。
最近、西野先生の工夫をこの呼吸法開発の頃から弟子のK先生から聞いた。
肛門とイメージを進める先端を結ぶ工夫として、この間がゴム帯で繋がり、その縮まる力に抗して進めていく。私の椎体に付着する背筋(多裂筋)を一つ一つ背伸びする意識に近い?
要するに脊柱に関連ある構造への強力なImagingである。
野口晴哉「整体入門」にも、「背骨への行気」としてこうした意義が説明されている。
Imagingはさらに上方へすすむ。
胸椎の真ん中付近は左右の肩甲骨の間にあたる。
少しその部分を意識して、そこからさらに上方へ。
そして首、頸椎(8個の椎体)を、顎を引き気味にしながら上方にイメージを移動。
後頭部から頭頂部である百会(頭頂部、新生児の大泉門の位置)までイメージを運ぶ。
ここでも、西野先生の初期の弟子への指導は、百会で再度肛門との繋がりと張力を意識するということである。
この後はいよいよ身体の前方を巡る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?