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【現代版】男らしくない男性のススメ

男らしい

こんな言葉が横行した時代に生まれた僕たちは、大人になって男性であることの定義をこんなに変えないといけないとは思いもしませんでした。

かつての男らしいに劣等感を抱いていた筆者としては、今の時代になってありがたいとも感じます。

一方で、体に染み付いた男性たるもの的な要素は、時に仕事上の人間関係や夫婦関係にヒビをいれてきます。

逆に男らしくないの定義も大きく変わったのに、あんまり公にはされていません。

今回は、実践から学んだ現代版の男らしくないを紹介します。

仕事さえしていればOKと勘違いする男性

多くの男性は、外で仕事さえ一生懸命やって毎月給料を奥さんへ渡せば万事OKと思っている方が多いです。

ところが、この様なサイクルを持っている家庭でも夫婦関係が良好なパーセンテージはどんどん下がっていきます。

最悪の場合には、熟年離婚になったり修復が出来ないまま一生を終えるケースもありますよね。

これはなぜなんでしょうか?

単純に収入が下がっている

男性が仕事さえやってればOKの時代は、十分な給与を家に持って帰っていました。

専業主婦が当たり前だったので、奥さん方も多少のストレスはお金を使って解消していたのかもしれません。

しかし、近年では日本全体の給与が減ってしまい共働きが当たり前。常に家計を心配しないといけなくなりました。

仕事さえしていればOKの額ではないってことですね。(厳しい…)

地域との繋がりが希薄になっている

一方で収入が十分な世帯は、問題ないかと言うと実はそうでもありません。

核家族化や地域とのコミュニケーションが減ったことで、リアルな人間関係が希薄になっていますよね。

お金が十分にあっても、ストレスを溜めてしまう主婦が多い根本原因です。

「家」に嫁ぐ概念がなくなったり、いわゆる井戸端会議が減ることで1人で抱え込むことが多くなりました。

嫌な姑や近所付き合いが減って楽になった分、自分で解決しないといけない「何か」が洗い出されてきたと言えますね。

家事や育児の「サポート」をする男性

これ一見イクメンに感じるかもしれませんが、サポートって部分に問題があります。

サポートってことは、あくまで主体は女性であり男性はサブ的な存在と認識している証拠。

これは社会的な風土の問題もあるんですが、ここを勘違いしている男性は非常に多いです。

結果、手伝っているのに妻のストレスが一向に取れない不幸に陥ります。

具体的な例を挙げてみましょう。

全体の流れを把握していない

ただ言われたことをやっているだけで、家事全体の流れを把握していないケースです。

主婦は家事をする際には、流れを把握して効率良く行います。

言われたことをだけを点で覚えていると、感謝されるどころかたちまち大炎上!

夫からすれば「手伝っているのになんで!?」ってなり、妻も「もういい!」ってなるんですね。

精神面で寄り添っていない

これも男性にとっては難しい課題かもしれません。

妻をサポートする行為=作業を分担すると思いがちですが、メンタル面のケアがないと成り立ちません。

逆に精神面がケアできていれば、作業自体は軽いものです。

・奥さんが悩んでいる時に一緒に悩む
・とにかく話を訊く
・背景を知って(想像して)共感する

結局のところ、このような行為が本当の意味でのサポートとなります。

これが出来ない男性は、恐らく今の時代において男らしくないカテゴリになるでしょう。

自分の父親を模倣した夫像を正義とする男性

多くの場合、夫や父親になるのは初めて。

どうしても参考になる夫像を自分の父親と重ねてしまい、それが家庭を持つ男性としての正義になってしまいます。

自分の両親の関係性をそのまま自分の妻に押し付けてしまうケースも少なくないでしょう。

少し例を挙げてみます。

亭主関白的な要素を模倣する夫

今の時代少ないケースと思うかもしれませんが、意外に多いのが亭主関白タイプ。

恐らく自分の親からの受け売りで、そのまま素直に模倣しているパターンだと思われます。

かつての時代では男らしいとされていたかもしれませんが、今では逆に男らしくないの代表格と言って良いでしょう。

もはや説明不要ですよね。

妻への対応を模倣する夫

両親の関係性を模倣してしまうと、妻への対応も同じく模倣します。

自分の母親と妻は別の人間であるのに、父親=自分・母親=妻にしてしまうことで夫婦間ストレスが強くなるケースは結構多いです。

過去実績のフィルターを通して物事を判断しているので、奥さんからすれば自分自身を見てくれていないと感じますよね。

これも同じく男らしくないに値します。

絆の深め方が分からなくなっている男女関係

日本の離婚率は35%

そして、交際経験のない20代男性は4割

この数字を男性視点から見ると、どんどん女性から遠ざかっているように感じます。

近年では、男性へアプローチする女性が増えてきたようにも感じますが、それでも全体的には男女関係が希薄になっているのが実情。

男女関係において、絆の深め方が分からなくなっているのではないでしょうか?

その原因として、男性としての生き方に迷走している感は否めません。

まずは先入観なしで、男性の役割について考えてみるのも良いでしょう。

男らしいの定義をアップデートしよう

かつての男性像は社会的に無くなっているものの、精神的には古い時代の感性が残っています。

かつての男らしいを正義として育てられている中年男性は、今の時代の理想の男性像を知りつつも自分の何が問題なのか見えていません。

現代版の男らしくないを知って、その辺の価値観アップデートを図ってみてはいかがでしょうか?

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