ラジオ番組がリアルタイムのメールだけで良いのか問題
最近のラジオ番組はリアルタイムでメールを募集するのが当たり前になっている。リアルタイムでのメールの紹介には昔のハガキだけの時代とは異なる面白さがあって、ラジオの生番組が好きな私は好意的だった。ただ、どのラジオ番組もリアルタイムのメールが当たり前になってみると、だんだんと欠点も目立つようになってきた。
メールテーマは番組冒頭で始めて発表の欠点
最近のラジオの(ワイド)生番組では、メールテーマを番組の冒頭で始めて発表して、テーマメールをリアルタイムでのみ募集するのが多くなった。その結果か、(ワイド)生番組では同じラジオネームばかりを聞くことも多い気がする。スタッフ側のメール選択の事情はよく分からないが、リアルタイム故にその場で時間をかけずに急かされてメールを書かざるをえず、それができる人が限られているせいだとも感じる。
リアルタイムのメールには生番組ならではの良さが出ることもあり、生番組中の出来事への反応メールで盛り上がることもある。しかし、テーマメールの場合はリアルタイム性が大して発揮される訳でもないのに、リアルタイムの募集だけのせいで送れる人が限られてしまうのは、参加できる人も紹介される内容も多様性が失われている気がする。
メールを送れる幅は広い方が良い
テーマメールが面白いラジオ番組としては、NACK5で月-木の午後にやっているGOGOMONZがある。これは私が聞いてる関東圏のラジオ番組の中ではテーマメールの面白さではトップクラスだが、この番組はメールテーマは前もって発表されている。エピソードや意見を書いて送るメールはリアルタイムで送ることに特に長所があるわけではない。むしろ、時間的な余裕がある方が送れる人も増えるし、面白いメールが来る可能性だって高まるはずだ。
なんで、最近のラジオの(ワイド)生番組がリアルタイムのメールだけにこだわっているのか私にはよく分からないが、そのこだわりが番組の面白さにつながっているようには思えない。それよりも、番組にメールを送れる時間の幅を広くしておいて、リアルタイムなメールでもじっくり書かれたメールでもどっちでも受け付けられる方が良いと思う。