【何に勝ったの】南但馬・朝来市のわさビーフ工場直売所のそばにある、謎の勝利記念碑を見に行った【八鹿高校事件】
兵庫県但馬地方…日本有数の和牛生産地として知られ、その一部は“世界の舌を魅了する神戸ビーフ”として高値で取引される事もある「但馬牛」がもっぱら有名な地方だが、同じ兵庫県でも日本海側にあるためか気候も気質も文化も全く違う。姫路と但馬地方を繋ぐ高速道路「播但連絡道路」に乗れば、片道一時間もあれば辿り着くのが、但馬地方の南部に位置する街「朝来市」である。
朝来市とは申しても兵庫の地理に詳しくなければピンと来ないかも知れない。2005年に旧朝来郡の生野・朝来・山東・和田山の四町が合併して出来た市で、人口は約27,000人。市内でよく知られているのが生野銀山と、あとは“日本のマチュピチュ”だの“天空の城”などと称される竹田城跡。これから季節が秋に変わり朝晩が冷えるようになると、早朝に“雲海”を眺めに来る観光客が訪れる。竹田城跡の向かいにそびえる景勝地・立雲峡の展望台からの眺めもそこそこに、我々はとある場所を目指していた。
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