見出し画像

【デッドモール】大阪府枚方市の国道1号沿いにある商業施設「フォレオひらかた」最期の姿(2025/02/02 閉館)

「郊外型ショッピングモール」と聞くと大抵は大手のデベロッパーが関わり、商圏や周辺地域の情勢やモールの店舗構成など緻密な調査を行った上で展開していくもので、いざオープンした時には地域の買い物需要を一手に受け止める存在となる。その傍らで死んでいった個人零細の店舗や昔ながらの商店街も数知れず、しかし令和の時代ともなれば郊外型ショッピングモール同士の争いで容赦なく死んでしまう、所謂デッドモールも続発する。

我々にとってはどうしても滋賀県守山市の「ピエリ守山」の事例が強烈に記憶に残っているのだが、あそこもとっくにまともなモールに生まれ変わったし、いつまで脳内がアップデートされてないのかとツッコまれそうな勢いだが、ともかく、探せばまだまだある、それがデッドモールだ。

枚方市の外れにある、死にかけ寸前のモールにやってきました

それで今回やってきたのが「フォレオひらかた」というショッピングモールである。大阪府枚方市にある施設だが、枚方の中心市街地からは相当離れていて、国道1号沿いに八幡市寄りに進んだ先のところに存在している。枚方家具団地などがあるあたりだな。ここまで来ると京阪本線とJR学研都市線、いずれにも遠く、自家用車以外ではまず出向く機会もなさそうな場所である。

ここから先は

3,379字 / 24画像

¥ 190

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。