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【洛外ニュータウン】桜とベトナム移民を眺めながら楽しむ、京都府八幡市「男山団地」の春のひととき【最寄り駅くずは】
今年2023年の春は桜前線が異様なほどに早い。たまたま3月上旬にやたら暑い日が多かったのが影響しているのか、それとも地球温暖化のせいかのかよく分からないが、毎年恒例4月初めの入学・就職のシーズンまでには花も散ってしまいそうで、どうも間に合わないようだ。やはりこういう時期には気分も開放的になって、花粉症で目と鼻がムズムズするのを堪えて外に出たくなるというもの。
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それで今回やってきたのは京阪電車に乗って訪れる街「京都府八幡市」である。ここは住所こそは京都ではあるが実際は大阪方面への通勤者も多い、大阪のベッドタウン(京都のベッドタウンと触れているネット記事も見かけるが当方の感覚から見れば違和感バリバリで、京都方面はサラリーマンよりも学生の利用者の方がずっと多い)。ここは以前にも「ポンコツ街道」と呼ばれる自動車解体業者の密集地があることや、相当昔に「橋本遊郭跡」のことにも触れたこともある。あとは久御山町や伏見区にめり込んでいる八幡市の飛び地を見に行った事もあったっけ。
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桜のシーズンには京阪石清水八幡宮駅(旧名称・八幡市駅)近くの淀川三川合流域(木津川・宇治川・桂川)にある有名な花見の名所「背割堤」を目当てに大勢の観光客で賑わう。だが今回訪れるのはそんなイカニモ観光地ではなく…京都府南部でも有数のマンモス団地として知られる「男山団地」を見に来たのだ。
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