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【うちなーの遊郭】沖縄県唯一のお風呂屋さん密集地帯「那覇市辻」を再び散歩してきました(2023年版)

全国の裏町・色町を訪ね歩いてきては品のない文章のレポートをつらつらと書き連ねてきた我々DEEP案内取材班。どの土地にもそれなりに思い入れがあるものだが、とりわけ記憶に強くこびりついているのが南国・沖縄に存在するという土地だ。

琉球王国の尚真王の時代に設置され、四百有余年に亘って続いた「遊郭」があった場所。そこは女性だけによる高度な自治がなされた廓でもあり、「尾類」(ジュリ)と呼ばれた遊女たちが特有の掟を守って暮らしていた。それも昭和19(1944)年10月10日の所謂「十・十空襲」の被害で灰燼と化し、歴史もろとも消えてしまったものである。しかし戦後になってから奇跡的な復興を成し遂げ、沖縄県内屈指の色町として再び隆盛する。

沖縄の裏歴史を刻む「辻」という土地。DEEP案内取材班、十年ぶりの再訪じゃ!

この場所、住所で言う「那覇市辻」であるが、辻の地名は日本語の意味はなく“頂き”、“高所”という意味の島言葉「チージ」を当て字にしたものである。那覇空港から市内に向かう海底トンネルを潜った後に通りがかる橋の上から見える「波の上ビーチ」や琉球八社の一つ「波上宮」を越した南側一帯にあり、今も夜の街として名を轟かせている。

実は2013年に一度レポートをしたためている土地なのだが、今回10年ぶりの再訪がかなって、また色々と香ばしいモノを見て参りましたので、またこの場でぶちまけてみたいと思います…

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