【表現の自由】インターネット上に「部落」コンテンツを載せる事の意味について考える
我々がサイト開設以来、一貫して続けてきたテーマである「裏街歩き」…人々が住まう街には必ず“光と影”があり、その“影”の部分に焦点を当てた街ネタレポをネット上に書き連ねてきた。前身のサイトの頃を含めると、もう18年にもなる。“古参”もいいところだ。
まだスマホも普及しておらず、ごく一部の人間のみがhtmlだのCGIだのFTPなどを勉強した上でなければネット上で情報発信することができなかった2000年代初期の混沌としていた頃のインターネットを知る頃から、我々はそういった“情報発信”をライフワークにし続けてきた。その頃から比べると情報発信者の数やその発信方法も飛躍的に増えた。だが一方でそうした情報発信者の“表現の自由”にストップを掛けようとする動きも見受けられる。
ところで最近になって不穏な出来事が起こっていた。我々が一方的に敬愛の念を深めている全国最大の人権啓発サイト「神奈川県人権啓発センター」(鳥取ループ・示現舎)のYoutubeチャンネルで掲載していた動画のうち「部落探訪」にあたるものが殆ど全てごっそり削除されてしまったのだ。
ここから先は
5,160字
/
14画像
¥ 500
引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。