【裏街記憶コレクション】 #003 有楽町ガード下(東京都千代田区)
東京駅の一つお隣「有楽町」と聞くと一般ピープルからしてみれば東京の表の顔、一大セレブ観光地である銀座のすぐ近く、“銀ブラ”の出発点ザーマスわよといったところだが、当方にとっては“戦後のドサクサ”ばかりが目について、駅前の雑居ビルが固まっている一角だとか、古い煉瓦積みが残るJRのガード下を眺めて小汚い飲み屋街が連なっているのをニヤニヤ眺めたりする場所になっている。
そんな有楽町も来る度に街がどんどん小綺麗になっていってしまい、かつての生臭い街並みはどこへやら。JR有楽町駅もいつの間にかごっそりリニューアルして、以前と比べて随分と印象が変わってしまったような気がする。
ここから先は
2,652字
/
23画像
¥ 150
引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。