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【レペゼン洛外】てるくはのる事件の被疑者が住んでいた京都市の外れの陸の孤島ゲットー団地・伏見区「向島ニュータウン」を歩く

当記事は2019年1月から大阪DEEP案内で公開していた京都市伏見区「向島ニュータウン」に関する記事を諸事情により有料記事として再公開しているものです。ご了承下さい。

1999年12月、京都市伏見区にある日野小学校の校庭で起きた京都小学生殺害事件。小学校の校庭で遊んでいただけの、行きずりの小学生が突然犠牲となった点や、事件現場から犯人が書いた“声明文”が出た点から、この2年前に起きた「神戸連続児童殺傷事件」の再来だとお茶の間でひどく騒がれた。声明文にあった“私を識別する記号 てるくはのる”と書かれた一文から「てるくはのる事件」とも称される事件だ。

向島、読みは「むかいじま」…京都市の最南端だ!

当時21歳だったこの事件の犯人は、翌2000年2月、同人が居住していた同じ伏見区にある「向島ニュータウン」内において、警察からの事情聴取中に任意同行を拒否し逃走の末、団地の上から飛び降り自殺してしまった。 向島(むかいじま)とは近鉄京都線で京都駅からも約20分近く掛かる、京都市最南端に位置する地域だ。

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