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【ここにいてはダメです】まさに都会の死角!三方を川に囲まれた団地密集地帯!江戸川区「平井七丁目」を歩く

先日、新年早々に起こった石川県能登半島における大地震を目の当たりにして、地震大国ニッポンに住まう国民の防災意識が高まっている。もう程なく「阪神淡路大震災」から29年の節目を迎えようとしている今の時期だ。天災は忘れた頃にやって来る、そう申しますけれども、地震や津波であろうと台風や高潮であろうと、もし何かが起きた時に自分達の“住んでいる場所”がどういった地域で、その地形的条件や過去の災害履歴といったものを一層用心深く確かめる必要がある。とは言え、代々その土地で暮らしてきて、容易く他所へ行く事もできない方々も大勢いるわけで、一概に“そんな場所に住む方が悪い”と乱暴に決めつけて物申すのも失礼な話になりかねない。

首都東京において災害に弱い地域というのはだいたい“東側”と決まっている。隅田川の“川向こう”などと代々馬鹿にされてきた墨田・江東・足立・葛飾・江戸川区だ。また、これらの区を「江東五区」と総称することもある。

昭和22(1947)年に起きた「カスリーン台風」による深刻な浸水被害は今の今まで東京下町民の語り草になっている。江戸川のはるか上流にある埼玉県加須市付近の利根川の堤防が決壊、下流域にあたる埼玉県東部や東京23区東部(江東五区)一帯にまで広く及んだ。その教訓が春日部の“地下神殿”こと「首都圏外郭放水路」に活かされているわけですけれども…

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