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【川崎国のヤベエ団地】宇宙ステーションかよ?川崎市幸区の超巨大マンモス集合住宅「河原町団地」を見物する

当記事は2014年4月に東京DEEP案内で公開した川崎市幸区の「河原町団地」についての記事を加筆修正、写真追加の上、諸事情により有料記事として再公開しているものです。ご了承下さい。

毎年ヤンチャな話題では事欠かない“川崎国”もとい川崎の街…ついこの間も、JR川崎駅前で歩道に車を突っ込んだ男がそのまま逃げ出して、それを別の男性が罵声を浴びせながら車を横断歩道上に停めて追いかけるという緊迫の出来事がインターネット上に晒され“川崎どうなってんだ…”と呆れられる始末である。

この顛末で捕まったのが19歳の男で、紫の軽トラの前に割り込んでバックして車体をぶつけ逃走、この紫の軽トラというのも魔改造ぶりがツッコミどころなんですけれども、相変わらず川崎ヤベエ…という他ない。

そんなただでさえヤバい川崎の街でも、とびっきりヤバげな団地があると聞いてやってきたのはJR川崎駅から北側に約1キロの位置にある「川崎市幸区河原町」。この地域に全15棟、戸数約3600を数える超巨大マンモス団地が存在する。

JR川崎駅徒歩圏にある超巨大マンモス住宅「河原町団地」

ラゾーナ川崎といった大型商業施設がある川崎駅西口から徒歩15分の場所にある「河原町団地」が今回の目的地だ。昭和47(1972)年、東京製綱川崎工場の跡地に建設され、設計は丹下健三氏の弟子で同氏の片腕と称された大谷幸夫氏。高度経済成長期真っ只中に建てられた団地のエネルギッシュさが今の時代に見ても充分に伝わる迫力ある住居棟が立ち並ぶ。

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