【東海移民最前線】金魚と中古車の街「愛知県弥富市」にある、怪しいヤードにしか見えないガチパキスタン飯屋を訪ねる
名古屋市の西側、木曽川・長良川・揖斐川の“木曽三川”が伊勢湾に注ぐ河口付近のデルタ地帯に「愛知県弥富市」という街がある。三重県との県境に接し、隣は日本一リッチな村として知られる海部郡飛島村だとか、ナガシマスパーランドとハマグリで有名で名古屋のベッドタウンになっている桑名市だとか、トマトと廃墟温泉で知られる桑名郡木曽岬町なんかがある。弥富と言えば日本一の金魚の産地、そして最近移転してきた名古屋競馬場、そして中古車屋と解体業者が密集するNIMBY地帯…
東京都江戸川区や奈良県大和郡山市と並んで金魚の三大産地の一つである愛知県弥富市は、中古車解体業者もまた多い一帯だ。自動車王国かつ移民王国の愛知県にあって大消費地である名古屋市に隣接しながらも広大な干拓地を有し土地が腐るほど余っているのをいいことに、元々から移民街だった名古屋市港区と同様、外国人が経営する中古車屋や解体屋がいくつもある。それでこの街にパキスタン人が経営する怪しい佇まいの移民メシ屋があって、前々から行ってみたいと思っていた。
ここから先は
2,510字
/
16画像
¥ 150
引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。