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また大阪か!(大阪府内編)

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大阪市内編→ https://note.com/deepannai/m/m146736e51aca また大阪か!オンドレワレコラ!いてこますど! (こちらは大阪市外・大阪府内編…
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2024年6月の記事一覧

【東大阪市】近鉄奈良線「河内小阪」駅前にそびえる昭和の魔窟ビルを見物する

東大阪市と言えば中小企業の町工場が集積する大阪の中のド下町エリアとして認識されている街である。とりわけ布施から石切までの近鉄奈良線沿線に個性の強い街が出揃っており、どの駅で降りても大抵話のネタがある。その中から今まで紹介しきれていなかった物件を今回は取り上げる事にする。 布施から普通電車で二駅目の「河内小阪」で降りる。ここも布施ほど大規模ではないが駅前にそこそこな商店街があったり、なんか学生が少しオラついた感じのある大阪商業大学のキャンパスがあることから学生街としての側面も

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【八尾市】近鉄八尾駅前、ひたすら河内音頭推しなアーケード街「八尾ファミリーロード」(2018年)

駅前商店街がビミョーに寂れてしまっている「近鉄八尾駅」、その理由は今の駅前の旧西武百貨店かアリオ八尾かと大型店舗のせいにしてしまいがちではあるが、そもそも今から約40年前の昭和53(1978)年に駅の高架化工事が行われた時に、現在の駅舎が元々の場所から約300メートル東にズレて建設されたのがその発端であると推測できる。 で、元々の近鉄八尾駅があった場所を古い地図で見ると、今の近鉄八尾駅前から伸びる高架下商店街「ペントモール」を抜けた先にあるこの位置まで来る事になる。ここが4

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【八尾市】河内の土着的昭和下町空間!近鉄八尾駅前「北本町中央通商店街」(2018年)

一応ながら最近“中核市”にもなってそこそこ大きな街のはずなのに中心市街地が今ひとつパッとしない「近鉄八尾」駅前。まあ今まで我々取材班が来てなかった理由もそういうところにあるんでしょうが… 2006年に「アリオ八尾」がオープンしてからは隣接する西武百貨店同様ずんずん客足を奪われ衰退しているのが、駅の西側に広がっている昔ながらの商店街の存在。今回はそんな商店街の様子を見ていくことにする。

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【八尾市】西武百貨店が無くなってすっかり寂しくなった「近鉄八尾」の駅前風景(2018年)

鶴橋から近鉄電車に乗って片道10分少々、大阪市に隣接する「大阪府八尾市」の中心市街地にあたる近鉄八尾駅にやって参りました。人口約26万7千人を数え、2018年4月から大阪府下5番目の中核市となった街…隣の東大阪市同様、中小企業の町工場で栄えるブルーカラー都市である。 近鉄大阪線の急行以上の電車はことごとくすっ飛ばす途中駅でしかない、なんとも中途半端な存在感の近鉄八尾駅。この駅で降りた事もそう言えば全然無かったかも知れないくらいの場所だが、今回はある用事があってこの街に来る羽

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【八尾空港】駅前一等地なのに何もない!陸軍飛行場の遺構が残る「八尾南駅の駅裏」を観察する

大阪市域からちょこっとはみ出て八尾市に入っている地下鉄谷町線の最果て「八尾南駅」で降りると駅前が工業団地くらいしか見当たらず何も無さすぎて驚愕してしまったのが前回のレポートだったが、その話にはまだ続きがある。 今度は改札から出て反対側の1号出入口を出ることにしよう。こちら側は駅の北側にあたり、谷町線車両を留置する八尾検車場に近い。しかし…

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【八尾市】地下鉄谷町線が辿り着く最果ての地「八尾南」には何があるのか

大阪市営地下鉄改め「Osaka Metro」(←これいつまで経っても慣れません)全線の中で最長の路線距離、28.1キロメートル、駅数26駅を誇る「谷町線」、その両端部は大阪市外にはみ出している。その北側は守口市で、一方の南側は八尾市である。 天王寺から地下鉄谷町線に揺られる事20分、その最南端に位置するのが「八尾南駅」…こんな地の果てのような場所に大阪市民がそうそう用事があって来るものでもないロケーションだが、地図を見れば大阪市平野区からちょこっとはみ出てるだけなんですよね

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【雀荘ばっかり】日本有数のマンモス校・近畿大学の門前町!東大阪市小若江「近大前商店会」を歩く

大阪府内では吹田市の関西大学と並ぶ、日本国内でも屈指のマンモス校「近畿大学」のお膝元である東大阪市の長瀬を訪れ、駅から大学キャンパスへ向かう道中にある長い商店街を見物しているわけですが… 駅前からズルズルと連なる商店街も途中から「近大前商店会」と名前が変わって、さらに学生街の趣を強めている。その商店街のドン突きに近畿大学東大阪キャンパスの正門が見える。まさしくこれ以上ない「大学の門前町」感。

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【東大阪市】近大生の集まる学生街「近鉄長瀬」のくたびれた駅前商店街を見る

全国学力テストで最下位にも近く大学進学率も低い、「学問」とは甚だ無縁の文化を誇る大阪というお土地柄にも国内有数の生徒数・卒業者数を誇るマンモス大学というものは一応ながら存在する。その代表格として挙げられるのは、やはり「近畿大学」だろうか。 今回はそんな近畿大学の本部キャンパスがある「近大の門前町」こと近鉄大阪線「長瀬駅」にやってきた。中小の町工場が密集するブルーカラー都市・東大阪市にあり、近くには布施とかいうガラの悪い街なんぞもあるわけですが、紛う事無き大阪屈指の学生街と言

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【東大阪市】既にチャイナ団地化が始まっていた「鴻池新田の府営住宅」を見物する

大阪市の東隣、中小零細企業の町工場がひしめき合う街「東大阪市」の最も北西部に位置する街、JR学研都市線(片町線)「鴻池新田」…このマイナーな街のネタだけで四連発かましてしまいましたが、その最後の一区切りとなるのが、この街にも多数存在する「府営住宅」のお話。 鴻池新田駅周辺にはいくつか府営住宅がひとかたまりになっている箇所がある。駅東側の商店街・フレッシュタウン鴻池の途中にある「東大阪鴻池住宅」しかり、その先の「東鴻池住宅」、さらにその近くで大東市側にある「大東朋来住宅」しか

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【東大阪市】鴻池新田住民のお買い物拠点「フレッシュタウン鴻池」を歩く

大阪・京橋からJR学研都市線(片町線)に乗って辿り着く街、東大阪市の「鴻池新田」界隈をうろつき回っておりますけれども、ここは駅前一等地よりも、駅からちょっと外れた東側一帯にある商店街の方が栄えている。 先日紹介した鴻池新田会所跡や「鴻池グラナリーコート」を過ぎた先にもずるずると商店街が続いているのだが、どうやらこの先にある「フレッシュタウン鴻池」なる商店街がこの街で最も賑わっている一画らしい。ああ、よく見りゃイオンの店舗もありますわな。

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【東大阪市】鴻池新田駅前の昭和なお買い物スポット「鴻池グラナリーコート」

大阪市とその周辺に網の目のように広がるJR西日本の鉄道路線の中でもイマイチ存在感に欠ける「JR学研都市線(片町線)」に乗って向かうマイナータウン紀行。先日に続いて今回も東大阪市の「鴻池新田」のネタをお届けする。 京橋から4駅目の鴻池新田駅で下車、前回は駅の北側にある激寂れレトロ市場「鴻池商店街」を見に行ったわけですが、今回は駅の南側に出てみることにしますね。まあ、相変わらずパッとしない感じの駅前風景なんですけれども…

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【昭和遺産】東大阪市・鴻池新田駅前の激廃れレトロ市場「鴻池商店街」を見物する(現存せず)

今回やってきたのは、京橋から「JR学研都市線(片町線)」に乗った先にある東大阪市の「鴻池新田」という街だ。そう言えばこの沿線、特によそからわざわざ来るきっかけも少ない街ばかりで、当サイトでもほとんど触れてこなかったわけですが… 京橋から4駅離れた鴻池新田駅で降りて駅の北側に出る。JR学研都市線は東大阪市の北西部を掠めて走る形になるが、大阪市鶴見区や大東市の境にも近い。先に触れた鶴見区の中国人朝市に向かうにも、この駅が一応の最寄り駅の一つとなる。

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【大阪の秘境駅】阪和線大阪府最南端!阪南市「山中渓」木造駅舎と宿場町の街並み

大阪市内と関西空港、それから“近畿のおまけ”呼ばわりされる和歌山を結ぶ「JR阪和線」…並行する私鉄の南海電車と比べると些か存在感に欠ける路線で、特に関空線が分岐する日根野から先の区間はよもや「ここが大阪なのか」と驚くほどのド田舎っぷりを見せつけている。 そんなわけで、ふと立ち寄ったのがJR阪和線における大阪府最南端駅である「山中渓」(やまなかだに)…大阪府阪南市に属する地域で、天王寺からここに来るまで電車でほぼ1時間掛かる。この先は和泉山脈を超えて和歌山県に入り、むしろ和歌

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【阪南市】紀州街道沿いにあった、歴史が潰えた幻の温泉街…「山中渓温泉」の残骸を見に行った

大阪市内から直線距離で50キロ以上も離れた、大阪府阪南市…JR阪和線大阪府内最南端の秘境駅「山中渓駅」の近くには、かつて昭和の時代に栄えた温泉地「山中渓温泉」があり、既に温泉旅館が全て廃業、その後は建物が荒廃し、無残な姿を晒しているという。 そんな話を聞いてやってきた訳ですが、しかし同じ大阪と言えども阪南市は遠い…阪和自動車道経由だと70キロ近くありますやん…JR山中渓駅からさらに和歌山方面へ登っていった先に、その廃れた温泉地があるそうですけれども…

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