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コラム21 いろんなかたちがある


記事に年齢制限がつくことが多いです。まあ仕方ないとは思いますが、いまいち基準がわからないのでモヤモヤしますね。
BANも怖いので、今日は具体的な単語はなるたけぼかして書きます。


つくづくいろんなかたちがあるなぁと思います。めりはりがついているタイプ、ほとんどまっすぐのタイプ、かなりたぼついたタイプ。
もっと若い頃にはタイプにかなり選り好みをするほうでした。映像作品にしても同じようなタイプのものしか観なかったりしたんですが、最近はどれでも愛せるようになりました。
それって単に年の功というだけでなく、ライブチャットによるものも大きいと思うんですよね。

ライブチャットでは最初はふつう着衣の状態で、ある程度はわかるとはいえ、ことが進むまでそのかたちはわからないもの。あとから気付いてかたちを知るのです。映像作品であれば選ばないタイプのかたちに数多く出会うこととなり、よほどのことがなければ最後までいただく。その試行回数の多さゆえ、たくさんの食わず嫌いを克服したようなのです。
対面でのそれにしても同様ですが、やはりよほどの手練れでない限り試行回数はそう多くなりませんから、ライブチャットは気軽に嗜好の幅を広めてくれます。

わたしが好きだったのはほんとうにスタンダードなきれいなかたちのもの。おおきさも日本人の標準からやや大きめくらいで、保健体育に教科書にのっているようなものでしょうか。
対面で相対したのもこれが多かったのです(すこしごついかたちにも当ったのでもこれも好き)。

反対に苦手だったのは全体的にまるくふくらんだようなかたち。二対の先の模様も厚く、例を出せば、ルネ・マグリットがトロンプルイユ的に描くそれに近いもの。なんとも言えぬふてぶてしさを感じていました。若い頃にはあまり好きではなかったのですが、いまではけっこう好きです。

味わい方がわかった感じです。いままでは純粋な旨味、ハンバーグやミートソースしか食べなかった子どもが、フォアグラの脂の舌触りを理解したようなものです。
あのふてぶてしさはねっとりとした脂っこさ、こちらも立ち向かう気持ちで味わってこその上質なものです。透けて見える静脈はクセの強い香草のようです。

またのっぺりとしてめりはりのないかたちは、むかしのわたしには完全に興味の外にありました。ただ今は大好きです。脂っ濃い料理にあきあきした頃にでも食べられるお出汁の効いた食べ物のようです。
決してそれは回復食としての意味合いしか持たないわけではありません。シンプルであるからこそ、表面のキメやわずかな丘陵のことまで思い馳せることができるのです。単純な形状のみにとらわれては、その奥の良さには気づけません。

好みの感覚は大事です。それは基準となる感覚だからです。わたしはわたしの経験から好みをつくりあげてきました。
そして次の段階として、それを崩してくれるライブチャットの多様な経験が必要なのです。いまではもうどんなかたちも愛せます。


チャットレディと2人付き合った経験から、
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