「バリ人の生活から学ぶ、「楽」な考えについて」
こんにちは
バリ島出身18歳のシンビです!
今回は、私が大切にしている「楽(ラク)」な考え方について、バリ人ならではの視点でお話ししようと思います。バリ島に住んでいると、生活の中で「楽に生きること」の大切さをよく感じるんです。今回はその考え方が、どうしてバリ人にとって大事なのか、少し掘り下げてみたいと思います。
バリ人が考える「楽」とは?
バリ島では「楽(ラク)」という言葉が、ただ単に楽しいとか、楽に物事が進むことを指すだけでなく、「心の平穏」と「無理のない生き方」をも意味しています。バリ人が日々の生活で大切にしている「楽」の考え方は、ただ忙しく動き回ることや成功を追い求めることとは違い、もっと内面的で、心の豊かさや穏やかさを重視する考え方なのです。
1. 焦らず、時には立ち止まる
バリ人の「楽」という考え方で最も大きな特徴は、急がないということです。
・自然のリズムに合わせる生活:仕事や家庭の用事はあるけれど、焦って何かを成し遂げようとすると、逆にうまくいかないことってありますよね。そんな時は、ゆったりと自然の流れに寄り添うことで、心地よい日々が過ごせるようになります。
・時が来れば、その時に動けばいい:無理に何かを進めようとせず、タイミングを待って自然な流れに身を任せることが、意外と一番いい結果につながったりすることも多いのです。
・プロセスを楽しむことの大事さ:プロセスを楽しむって、実はとっても大事なことなんです。例えば農作業だと、ただ作物を急いで収穫するだけじゃなくて、育てる過程そのものを楽しんだり、自然と一緒に過ごす時間を大切にしたりするんです。焦らず、自分のペースで物事を進めることで、心に余裕が生まれて、結果的にもっと『楽』に感じられるようになのです。
2. 「今」を楽しむ心
バリ人が大切にしている「今を生きる」ことも、心の「楽」につながります。
・過去の失敗や未来の不安にとらわれず: 『今』この瞬間を大切にするって、本当に大事なことだと思います。過去の後悔にとらわれたり、まだ来てもいない未来の心配をし続けるよりも、今ここにある幸せや喜びに目を向けるだけで、心がぐっと軽くなって人生がもっと楽になります。
・バリ人は「今」の時間を一番大切にしてる時間:例えば、日々の食事をじっくり楽しむ時間、家族とゆったり過ごすひととき、友人との何気ない会話。そんなシンプルだけど心温まる瞬間を、本当に大切にしているんです。
3. 物質的な豊かさよりも心の豊かさ
バリ人の「楽」な考え方の中で、最も大切にされているのは、物質的な豊かさよりも心の豊かさです。
・金にあまり執着していない:もちろんお金は生活に必要ですが、それを追い求めることが必ずしも「楽」ではないと思っています。バリの人々は、今あるもので満足し、足りていることに気づいています。お金を追いかけ続けることに意味はなく、無限に求めていくと心と体に負担がかかってしまうだけ。物を持つことよりも、大切なのは心の平穏と、周りの人たちと楽しく過ごすこと。心が豊かであれば、物がなくても十分に幸せを感じることができるのです。
4. 周りとの助け合いとつながり
バリ人にとって、他者とのつながりは「楽」に生きるための大きな支えです。
・現代でも変わらない、周りとの大切なつながり:今の時代、私たちはコミュニティを大事にし、助け合いながら生活しています。困ったことがあれば、家族や友人、隣の人が助けてくれるのが普通になっている。こうした「助け合い」の考え方は、個人主義とは少し違って、バリの文化では人とのつながりがとても大切にされています。
助け合うことで心が軽くなり、安心感が生まれますよね。私たちの社会でも、みんなで協力して問題を解決したり、一緒に喜びを分かち合うことが、心地よい「楽」につながっているなと感じます。
「楽に生きる」という考え方を大切にしながら、心の余裕を持って日々を過ごしていけたら素敵ですね。忙しい毎日の中でも、少し立ち止まって「今」を楽しむことが、心の平穏をもたらしてくれるはずです。皆さんも、バリの「楽」な考え方を取り入れて、もっと穏やかな毎日を送りましょうね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
読んでくださってありがとうございます。