神が降りてくる瞬間

数学が好きな方なら聞いたことがあるかもしれません
「神が降りてきた」
これは、数学の難問題を解いている際、いきなり閃いた時に
よく使われる表現です

この閃きの正体について述べて行きたいと思います。

結論から申し上げますと、その正体は
自分の知識(ここでは""と呼ばさせていただきます)です。


数学をある程度極めると問題文を見た瞬間、
解法をいくつか思い浮かべ、暗算をし、
「あれとこれとそれが使えそうだな」と考えて、
その中から、最後の問題に合うような解法を取る(誘導に乗る)
ようになります。

しかし、問題文を見ても何一つ思い浮かばないということがあります。
頭を掻きむしっても何も思い浮かびません
しかしある瞬間ハッと解法が思い浮かび、
問題がスラスラ解けてしまう

神が降りてきた瞬間です


数学において、
0→1 ということはまず起こり得ません
1→2 、2→3 ということは結構頻繁に起こり得ます

何が言いたいのかというと、
自分の知らない知識を使う問題は
解ける訳が無いということです。

ここで注意して欲しいのは、蓄を増やすために
分厚い参考書をやったり、ひたすら演習に走ることは
やめた方がいいです。

前のブログで述べたように、まず演習量では
スーパー進学校、鉄録、浪人生には勝てません

自分の蓄が多ければ多いほど
良いということではありません。
それよりも自分の蓄に取っ掛かりをつけることを
お勧めします。

前回のブログで書いた事と重なる部分がありますが、
取っ掛かりをつけるということは抽象化を行うということです。

自分の今ある蓄に取っ掛かりが多ければ多いほど、
閃きも生じやすくなります。

つまり、神も降りてくるのです。

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