良い療育にはお金と時間がかかる!
このような訪問セラピー(療育)は、居住地の補助金対象にはならない。全て自費である。しかし、やはりそれなりに知られた先生である。プロである。その先生の指導が受けられるだけでも奇跡である。それなりの対価を払うのは、もちろん当然のことだ。そして、それに適うように我々も学ばねばならない。
当時は、地域の療育にも通っていた。これは補助の対象である。それにかかる費用は多くない。だが、全て自費となるとその負担は大きい。しかし療育の効果は大。だが負担はそれだけではない。時間である。高い効果を求めるなら、相応の時間もかけねばならない。良い療育にはお金と時間がかかるのである。
その後、我が家はもう一つ県外のT療育センターにも通うことになった。医師であり、重度の自閉症児の母でもあったK先生の実践を知り、学び、これは本物と確信したからである。ここも補助は出ない。出費は倍以上である。しかし、子どもの時間は待ってくれない。お金と時間を費やすのは、まさに今なのだ!