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映画「野生の島のロズ」を業務試写で観た。

ドリームワークスのアニメ映画「野生の島のロズ」を観る。まー涙腺をこれでもかと刺激されまくった傑作だ。

近未来、最新型のアシストロボット「ロズ」が輸送船の難破で無人島に漂着。仕える相手がいない「彼女」は、動物たちの言葉をマスターし、アクシデントで親を殺してしまった雁の子供「キラリ」を、偶然知り合ったキツネの「チャッカリ」と一緒に育てるようになる。

ストーリー的にまずやられるのは、まずこのロボットが子育てに奮戦するところ。それをなんとか達成するのだけど、まだまだ波乱万丈の展開が続く。そしてロズとキラリの「親子」は、お互いある言葉を言いたくても言っていなかったことに気付いて…。

原作はピーター・ブラウンのジュブナイル「野生のロボット」。未読(当然か…^^;)なのだが、ちょっと甘めだけど、子育てや他者との関係性など、人間の大人が観ても示唆に富むストーリーになっている。

そしてそのストーリーを強力にサポートするのが、半端のないアニメーションの美しさだ。登場する島の47種の動物たちはもちろん、森を羽ばたく蝶や渡りを行う雁の姿などが細かくダイナミックに描かれていて、CGだとしたらどれだけの高性能マシンを使ってるねん!とちょっと心配になったぐらい。

この絵の美しさとストーリーの巧みさの結果、こんなおっさんでも泣きまくり…ということに。まあ涙腺は人それぞれなのでともかくとして、年令問わず観て損のないアニメの傑作となっているのは、確かだ。

オレが観た英語版だとロズの声は、アカデミー賞女優のルピタ・ニョンゴ(「それでも夜は明ける」「ブラックパンサー」)なんだけど、日本語版だと綾瀬はるかがやるそうで。その他柄本佑や鈴木福など、声優陣は英語版も日本語版もなかなか豪華。2月7日より全国ロードショー。
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