【礼儀作法(約束事)】

※過去に配信した池森流男義論です。


約束にはいくつかの種類がある。

一、人との約束 二、己との約束 三、その他の約束 すべての約束事には共通した鉄則がある。

それは守ることが大前提となる。
守ることは礼儀であり、交わした相手への敬意でもある。

そして守りぬくことは己にも貫いたことになり、それは信念となり誇りだと言えよう。

まずは一つ。 人との約束 こちらは先約を最もとする。

後から入る約束となりうる出来事が重要でも容易く先約を疎かにしてはならない。

何があろうと先約を重んじる姿勢を一貫すべきである。

どうしても守れぬ時は自己ではどうする事も違わない場合であり、その状況でも礼儀を欠いてはならない。 先であれ後であれ、事情説明をし、理解してもらうことに尽きる。

自己都合や言い訳、保身が働いてはならない。

次いで二つ目。 己との約束 自己に課した決め事。

例えばダイエットもそう、仕事での役割分担も然りだ。

自分が一度、決めたことは自己に厳格に忠実に守ること。

自身と自身の約束を破り、自身に対して裏切りを二度も働いてはならない。

そして三つ目。 その他の約束 これは人以外の約束に当たる。

加護への恩恵・神仏や存在への現象、自然への恵みがそうだ。 感謝を貫くこと、貫き続けることが約束を守ることになる。

皆様はどうだろうか?

約束を一度でも破ったとき、どのような気持ちが湧いただろうか?

相手の立場はどうだろうか?

約束を果たせぬとき、いかなる対処法を取っただろうか?

人生を生きていくなかでは、約束事の連続だと言っても過言ではない。

約束を交わすこと自体が既に信頼である。

即ち約束を破ることは信頼を失うことに繋がる。

約束を引き受けた以上は、その約束事が例え理不尽だったとしても潔く受け入れ、その約束事を尊重して見事に遂行してもらいたい。

約束を守るたびに、器量と信頼が培われる。

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