救助隊DXの良いリメイク、うーんなリメイク
前提知識としてこの記事を見てください、以上。本題に入ります。
要点:この記事はリメイクに興味を持った人が「どんな風に変化したのか」が気になるだろうと思って書くものです。
また執筆者はまだクリアしていないので進化の仕様は分かりません。
あと皆まずはホームページくらいは見に行こうね!
良かったと思う点
・色鉛筆調のタッチ、3D化されたモデル
ドット絵からの変化にもやもやする人もいるかもしれないが、そこはそれ。
3Dモデルになったことで何がよくなったかというと、モーションが豊富になったことと、リメイク前を思い起こさせるものが敢えて多少残っていることがわかることだ。
例えば救助隊結成時など、度々主人公とパートナーが「おーっ!」という感じで(二足歩行なら)手を振り上げる場面があった。
あれを思い起こさせるモーションが残っているのは好きだ。ちょっとぎこちないけどなんか好き。
また色鉛筆調のタッチも良い。ポケダン当時のドットデザインにあった、「なんかよくわからないけど童話を思い起こさせる雰囲気」がある。何言ってるか分からないだろうが自分でもよく分からない。
・アイテム配置の可視化
これ便利、すごく便利。
救助隊当時は該当する部屋に入らないとアイテム配置が分からなかった(はず)ので、モンスターハウスとかは入り口まで行かないと確認できないことが多かった。
今作では、階層移動後に敵とアイテム配置が表示され、カクレオンの店やモンスターハウスがある場所がわかるので対策やルートの設定が非常にしやすくなった。
・プクリンだまの登場
これも便利になったやつ。
ポケモンを仲間にするために必要なキャンプ(ともだちエリア)を販売しているプクリン。
今作ではキャンプを所持していなくても、そのダンジョン内ではどのポケモンも仲間になってくれる。
しかし、キャンプがないとダンジョンから出た直後にさようなら。
そうならないためのプクリンだまだ。
プクリンだまは旧作でもあった「たま」系アイテムの一種で、使うとその場でプクリンのキャンプショップにアクセスできる。
うまく利用することで、仲間になった数だけキャンプを広げる……なんてことも可能だ。
注意することとしてちゃんとお金を用意していないと買えないこと、消費アイテムなので使用した時点でなくなってしまうことを覚えておこう。
・すごわざの追加
これは個人的に賛否があるけど良い方。
すごわざとは簡単に言えば「後付け可能なとくせい」だ。
主に仲間になったポケモンがランダムに習得していたり、にじいろグミをキャンプで使用することで習得することがあるものになる。
「チームの人数が多いほどポケモンが仲間になる確率が上がる」といったちょっとしたフレーバーのものから「どのたべものでもすぐ満腹になる」といった、利便性がはっきりとわかるものまで多種多様にある。
これらは前述したにじいろグミによる厳選作業で選ぶこともできるが、個人的には便利とはいえ厳選作業が追加されたことにもやもやもしている。(にじいろグミを仲間に与えながら)
・いきだおれポケモン
なんかちょっとクスっときた要素。
見出しの通り、ダンジョン内にたまに出現する、空腹で行き倒れたポケモンのこと。
彼らに「りんご」系アイテムを渡すことで、なんと仲間になってくれる。
野生のポケモンたちと違い、「りんご」系アイテムを渡せば100%仲間になってくれるようなので、ありがたいシステムである。
懐の「りんご」事情と仲間の編成数を考えながら、彼らと接しよう。
・ばくれつのタネの威力上昇
ある種の救済措置なのでは?
投げると直前上をまっすぐとび、食べると目の前1マスが爆発し、その場にポケモンがいるとダメージを与える種。
今作ではなんと固定で100ダメージを与えてくれる。なんだこれ。
後半になると、威力が低くてそこまで使い道がなかったばくれつのタネ。今作では序盤の格上キラーとして活躍してくれることだろう。
他にもいろいろなアイテムの仕様が変更されているが、挙げているとキリがないので省略。
・仲間によるアイテム使用の可否、投げない手渡し
仲間がピンチになると、どうぐばこの中から最適なアイテムを見つけて使用してもいいか聞いて来る。
聞いて来るポケモンも編隊している中からランダムなので、誰かが提案してきたというシチュエーションを感じて「隊長している……!」という気分になる。
また、アイテムを味方に使用するために旧作だと「なげる」しかなかったが、今作ではアイテムを使用する対象の味方を選ぶことが出来る。
良かった……もう投げるために四苦八苦しなくていいんだね……!
・ペリッパーれんらくじょまでのショートカット
ゲーム序盤で開通する便利要素。
見出しの通り、救助隊の基地からペリッパーれんらくじょまで一気に移動することが出来るショートカットだ。
ちょっとした時短要素ではあるのだが、これがなかなか便利でやめられない。
特にそんな長いロードを挟むこともなく移動できるのもヨシ。
うーんと思った点
・なかよしエリアの仕様変更
冒頭の記事に書いた通りなので見てきて、以上。
・いっしょにい……あっアイテムだ!
さくせん「いっしょにいこう」ではあるが、アイテムがあれば拾いに行き、デバフを受けている時はそれを解除する「ゆか」を踏みに行く。
それはそれでいいのだが、たまに「無視して欲しい敵」を攻撃したりもするのでちょっとつらい。
ただ敵に攻撃が届くようにちゃんと移動してくれるので、ボス戦では大いに活躍する。さじ加減が難しいところである。
・このとうろくされた「いし」なげるね!
あっ、こらっ、投げるなーーッッッ!!!!
個人的に一番いやな点。
単純明快に言うと「登録したアイテムをリーダー以外も使用する」以上。
何が不便って「無視して欲しい敵」にも投げつけるのでつらい。ここはさすがにアップデートか何かで修正して欲しいところである。
・押さないで押さないで!
ダンジョンを進んでいると、どうしても仲間と位置を入れ替わりたいとか、仲間がいる方向に向かわないといけないときがある。
旧作ならば普通にできていたが、今作では普通に進もうとすると仲間を押す形になり、更には空腹になるスピードも上がるという仕様になっている。
こうならないための操作も無論あるのだが、こちらは旧作で言うところの「ダッシュ」と同じキーになっているため、位置を入れ替えた後に猛スピードで直進することになるのもしばしば。
・つうじょうこうげきの削除
初めて救助隊をする人には謎かもしれないが、旧作にはわざを使わない「つうじょうこうげき」のようなものがあった。わるあがきとかそういうものではない。
威力も低いのでそんな使わないものなのでは、と思われるかもしれないが、わざと空ぶることで敵との間合いを調整したり、PPの消費が無かったりと、ターン送りや経験値稼ぎに活用されていた面がある。
一応これの代替要素として「しらべる」コマンドが設定されているが、やはりAボタン1つででるあの通常攻撃はお手軽でよかったなぁと思っている。
まとめ
冒頭にも書いた通り、筆者はまだクリアしていないので今後も良い点うーんな点が出てくるとは思う。
ただ、ここまで挙げた要素以外にもUIが便利になっていたりオートが実装されていたり、逆に挙げるほどではないけれどちょっと嫌だなぁと思う点もちょいちょいある。
結局自分で手に取って確かめた方が心の健康にはいいと思うので、この記事を読んで興味が出た人がいるなら、まずは体験版を触ることをお勧めしたい。
百聞は一見に如かず。人のプレイより自分の感性を大切にな!