踏み出してみて。
遅くなりすぎたけれど、インドで年を越してみた。
いろいろありすぎて何から書こうか…という感じではあるが、アウトプットとして1か月越しに記録する。
まずこの経験から気づいたのは、自分の感覚を信じることは何よりも大事ということ。
行く前、多くの人から話を聞いていたのは「インドって汚いでしょ??」 という言葉。
確かに空気汚染がすごく深刻な国というのも学校で習っていたから知っていたし、詐欺師は多いし、ご飯を食べたら下痢になるってことはどのネット記事を見ても書いてあったし、あまりいい印象は持っていなかった。
そうしてインドの空港について、まず最初に目にしたのはこの景色。
晴れているのに、こんな感じ。
わあ。予想通り。
そう思った。
大気汚染のせいで空は汚れ、近くの看板も読めないことも何度か。マスクをしていてものどがイガイガする。鼻をかんだらティッシュが真っ黒になっていた。
でもね、それだけじゃなかった。
それに気づいたのは、ジョードプルのメヘランガール城を訪れた時。
空気が澄んでいて、夜行バスを降りた時にびっくりした。
インドにこんなきれいな場所があったのか。
美しい景色たちが、イメージ通りじゃないインドが、そこに広がっていた。
食べ物もそう。
本場のチャイ、カレー、ビリヤニに、ラム肉のステーキ、大好きなマンゴージュースのmaaza、面白いお菓子と、大好きな食べ物、飲み物に出会えた。そして、おなかを一切壊さなかった。(香港でおかゆ食べておなか壊して緊急搬送はされたけど。
かわいい動物たちとも出会った。
そして人も。
困っていたらみんな助けてくれるし、自己犠牲をいとわずサービス精神旺盛な人ばかり。
彼らの口癖は「Indian people is no problem. Everything possible.」。
特にパキスタン寄りに住んでいるインド人の多くが使っていた。
結局何が言いたいかというと、
「人の感想に惑わされるな」
ということ。
自分自身、インドに行くまえは「汚いところだろうな」という印象が強かった。詐欺師が多いとか、空気が汚いとか、いい印象がなかった。
でも、実際に行ってみて、確かに汚いところは多かったけれど、素晴らしい人々に一生忘れない景色、最高の経験に出会うことができた。
ネット社会である今、調べれば何でも出てくる。情報を得られた気になる。
でも経験は、調べたって出てこない。自分で感じなければ、結局は何も得られない。
そして、
「偏見が壊される瞬間って大事」
ということ。
「そんなもんかな」と考えていたものが、予想通りのところはありつつも想像を超えてくる経験というのは、人に大きな変化をもたらす。
実際自分もこの経験のおかげでスタディーツアーを計画し始めた。
偏見にまみれた社会を変えたい。世界を変えたい。
人の人生が変わる瞬間をこの目で見てみたい。
そんな思いでやっていきます。今企画書作ってます。
最後に。インドめっちゃおすすめです。総じてはいろいろカオスだけど、その分多様ですごく楽しくて、人生の武勇伝が増える、そんな場所です。