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コイバナ観をつらつらと。
今日も今日とて、生産性のかけらもない話を。
まあ、海外から浮かれて帰ってきた変人がなんか書いてると思ってくださいな。
コイバナって人生を豊かにしてくれるんだって。
いつしか同級生が言った。
彼は10月に結婚するらしい。結婚式はやらないみたいだけど。
よりによって私の誕生日の次の日を結婚記念日にするらしい。
当てつけかと思ったら、ちゃんと付き合った記念日にしてるらしい。やるねえ。
私自身恋愛経験は少ないけれど、いろいろな人の話を聞いたり相談に乗ったりしていると、「あーそうやって考えるんだ」っていろいろ学べて面白い。ひと回り上の女性と付き合ってる友達が言う「年齢なんて関係ないよ」とか
同級生同士で5年付き合ってる友達が言う「何年付き合っても出せない側面があるよ」とか
全部が根拠に基づいてて説得力あるなあと感じる。
コイバナで怖いのは、「じゃあお前しろよ」って言われたとき。
そんな持ちネタはねえのと、あったとしてもだいたい暗い感じで終わっちゃうからうまく誤魔化すけど、「コイバナによってその人の人生観わかる気がするんだよね」と、最近彼氏ができた誰かさんが言う。
まあ確かに、「奢る奢られる論争」とか「好きと推しの違い」とか、「好きの定義」とかド定番な話題だったとしても、見える返答とかは人それぞれ違って面白いけどね。
まあ、話についていけるかというのも大切みたいなので、うまく躱さなくてもいいくらいの経験は身に付けられるようにしておきたいなと。
いつか説得力マシマシで語れたらいいなと思ったり思わなかったり。
「恋愛には駆け引きが重要」っていうけれど
私にはそれができないし、やられるのも好きじゃない。
毎回の言葉選びで嫌われないか心配になるとか
素直に想いを伝えられないとか
一緒でないときに不安でしかないとか
スリルとか不安感って、浮かれることはあるけれど疲れるだけで。
私にとってはすごく邪魔。苦痛。
私自身感じたくないし、相手に感じられるのも嫌だ。
だから私はいつも自分の気持ちには嘘をつかないようにしている。
困ったときに顔色を窺わずに打ち明けられるとか
ふとした時に思い出すとか
素直に連絡できるとか
離れているときはやりたいことに集中できるとか
一緒にいるときは幸せを感じられるとか
相手のことを考えないこととはまた違うけれど
そんな暖かくて優しい、木漏れ日のような恋がしたい。
というのも、ないものねだりなのかもしれないけどね。
あと変な期待ね。
付き合う前のトキメキと付き合った後のリアルの話をした。
なんかよくわからないけど、幻滅されることはたまにある。
「もっとちゃんとしてると思ってた」とかさ。
元がまじめっぽく思われているせいで、最初からその印象を抱かれてしまうから「期待を裏切られた感」が襲ってくるらしい。
でもまあ、そうなのかもしれない。
相手がまじめキャラとバカキャラのどっちを好むのかがあからさまにわかっていたら、間違いなく合わせるだろうし、あまりもう片方のキャラは見せたくなくなる。
何の小説だったか忘れたけれど書いてあった。
「人は長所で好かれ、欠点によって愛される」らしい。
たしかその主人公は最後にボロボロに振られてた気がするから今のところあまり信じられないんだけど、そうらしい。
まあ、私の場合は欠点だらけなので、それを一つでも長所に持っていけるように頑張るしかないみたいです。
確実に言えるのは、人の気持ちというものは難しいもので、占いだとか記事だとかはいくらでも転がっているけれど、いわゆる「必勝法」っていうのはない。学校でも教えてくれない。
コイバナに正解はない。逆に言えば不正解もない、と私は思う。
不倫や浮気、セカンドパートナー、一夫多妻制、多夫一妻制とか、独特な恋愛観を持っている人だって話を聞いてみたら面白いかもしれない。
だからこそ恋愛は面白くて、難しいものなのかもしれない。
それなら確かに恋愛は人生と同じで、「何を正解にするか」という考え方なのかもしれない。
私にとっての正解も、変わっていくのかもしれない。
それでもいい、と思っている。
これまで「結婚=相手の人生の時間を奪うもの」と考えていたけれど、誰かと一緒に時間を共有していく過程で作り上げられる関係性に憧れを抱いたから。
そんなもん。出会う人によって恋愛観は壊されたり創られたり。
もしかしたら恋愛マスターの頭は、みんなやわらかいのかもしれないなあ、って。
恋愛に限らずだけど、自分にとって納得のいく考え方を取り入れて、時には生み出して、沢山の人と出会いながら経験を積んでいけたらいいな。
私はその変化を愉しみたい。
誰と出会い、何を思い、考えるのか。それだけでも論文が書けそう。
もしも私に恋人ができたら
ホットレモネードでも飲みながら
いつか喫茶店で2人で作業をしてみたい。