【ヤクルト】Look-Back on Swallows #22 <9/28‐10/3>
こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。
私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り、出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第22弾。
今回は9/28‐10/3に行われた6連戦を総括的に振り返ろうと思います。
過去の振り返りは下のマガジンより。
・総評:止まった後と次に向けた準備と。
ということで1週間の戦いぶりをを振り返ってみましょう!
9/28(火) vsDeNA ○4-0 先発:奥川恭伸 6回 0失点○
9/29(水) vsDeNA ●5-7 先発:小川泰弘 3回 5失点●
9/30(木) vsDeNA ●6-7 先発:サイスニード 6回 2失点
10/1(金) vs広島 ○5-4 先発:原樹理 6.2回 3失点
10/2(土) vs広島 ○9-5 先発:高梨裕稔 7.1回 4失点○
10/3(日) vs広島 ○4-1 先発:石川雅規 5.0回 1失点○
連勝が止まり嫌な雰囲気もありましたが、終わってみれば4勝2敗で勝ち越ししました!
試合展開的にもう少し取ってよ…という日も多々ありますが、それでも安定して打線が4点以上取っているということは地味ながら大きい事だと考えています。
加えて先発投手が安定して試合を作ってくれる日も多くなったことで、どうしようもない大差が付いてしまうことが去年と比較してとても少なくなっているように感じます(この辺りはシーズンオフにでも検証します)。
そういった結果として必然的に僅差の試合が増え、勝ちパターンのリリーフ陣の出番が多くなっております。そんな中、高津監督はこれまでの疲労を考慮して、10/2,3の広島戦では清水昇・マクガフといった勝ちパターンの投手をはじめから温存する”腹を括った”大胆な策に出ました。
「金曜日(1日)に(清水とマクガフが)投げた時点で土日(2、3日)は休ませようと。(4日を含めて)3日間休ませようと思っていたので、こういう起用になりました」
その言葉通り、10/2.3の試合で登板したリリーフはシーズン中盤から7回に定着した今野龍太を除き、大西広樹・星知弥・田口麗斗・石山泰稚・スアレスといった、今シーズンは必ずしも絶対的な存在でない、あるいは当初先発を務めていた投手たちでした。
それぞれ起用の意図に応えられた選手、残念ながら応えることが出来なかった選手と結果は分かれましたが、個々の結果以上に、最終的に勝ちを繋ぐことが出来たという事実が何よりの自信になるのではないでしょうか。
特に、クローザーで開幕するも不調でその座をマクガフに譲り渡してしまった石山泰稚と、元々は先発ながら球の強さを買われて一時的にリリーフに回ったスアレスの2名が計算できそうなのは大きいですよね!
今野龍太→清水昇→マクガフという必勝パターンは勿論、ここに来て他の選手もチャレンジしながら石山泰稚やスアレスを勝ちパターンとして使える目途を立てた起用は見事という他ありませんし、それに応える選手たちも素晴らしいですよね。
勝負の6連戦に向け、より厚みを増したリリーフ陣に注目です!
ちなみに、阪神で絶対的クローザーを務める弟、ロベルト・スアレスと同日(ほぼ同時刻!)にセーブを達成し、同日セーブはNPB史上初とのこと!
もしかしたらスアレス家はそういった血筋なんでしょうか…?
・PickupPlayer: #23 青木宣親
今回のPickupPlayerは我らが”首相”青木宣親です。
世界のAokiもヤクルト復帰4年目。今シーズンからは山田哲人にキャプテンを禅譲しましたがその存在感は唯一無二なのは言うまでもなく、その証が昨年オフに結んだ3年契約。主力選手として、そして経験豊富なチームリーダーとして、今のヤクルトを引っ張っていく存在であると言えるでしょう。
しかし、今年は例年と比べて成績面では寂しい数字となっております。
今シーズンは10/3終了時点で昨年と全く同数の425打席に立っていますが、成績は下記の通り。
'20年:.317(357-113) 18本 51打点 出塁率.424/長打率.557/OPS.981 wRC+157
'21年:.268(380-102) 7本 52打点 出塁率.344/長打率397/OPS.741 wRC+109
見て分かる通り大きく成績を落とすなど、”らしくない数字”が並んでおります。年齢もあり衰えを心配する声もありますが、私はそれ以上に2度の隔離が効いているのではないかと考えております。
1月の自主トレ期間と4月の開幕直後にどちらも濃厚接触者として2週間の隔離を余儀なくされ、計1か月もの間自宅待機を余儀なくされた影響は計り知れません。
加えて五輪ブレークもあった不規則なシーズン。それでも終盤に来て調子を上げているのが青木宣親が青木宣親たる所以です。この1週間で見ると…
.417(26-10) 2本 6打点 出塁率.462/長打率.750/OPS.1212
とまさに絶好調!加えて三振もたった1つのみと、まさに我々が良く知る青木宣親が帰ってきました!
加えて頼もしいのが9/14から16試合連続出塁中という点。
塩見泰隆との相性抜群な1.2番で山田哲人・村上宗隆・オスナといった強力クリーンアップに繋ぐ打順はまさしく破壊力抜群です。
石川雅規・青木宣親という投打の”絶対優勝したいおじさん”の活躍で、
唯一やり残したと語っていた目標に向けて、今シーズンの残り20試合+αを彼らが悔いのない形で駆け抜けられますように…!
「日本球界復帰のときも言いましたが、僕は11年に小川(淳司)監督の下で優勝を逃しています。志半ばのままアメリカに旅立ちました。あの時点で、僕にとっての日本の野球は止まっています……」
「……それが、ようやく動き出した。僕の野球人生でやり残したことは《ヤクルトでの優勝》だけです」
・今後の展望
さて、今週は神宮球場にて5.5G差の3位巨人・1G差の2位阪神との勝負の6連戦です。シーズン中盤頃からこの週が頂上決戦になるとは各所で言われていましたが、まさにその通りになりましたね…。
巨人とは現状ゲーム差が比較的離れていますが、連覇中のチームの底力は侮れないですし、どの試合も見どころが盛りだくさんになるのではないでしょうか。
6連戦の先発投手予想を見ても厳しい戦いになることが予想されます。1つでも勝ちを積み重ね、6年ぶりの頂へと突き進んで欲しいですね。
【でぃーだ予想】
S-G:小川泰弘-高橋優貴/高橋奎二-メルセデス/サイスニード-菅野智之
S-T:奥川恭伸-秋山拓巳/原樹理-高橋遥人/石川雅規-ガンケル
と思っていましたが、現場を見ているスポーツ報知のヤクルト担当小島さん(@hochi_kojima)から出てきたローテーション予想は全く違うものでした。
巨人戦に先発する先発投手は全員中5日で先発するのでは?との予想、そうするとおそらく奥川恭伸と高橋奎二を阪神戦にぶつけることになりますし、一気に勝負をかけてきていますね…。
【スポーツ報知 小島記者予想】
S-G:小川泰弘-高橋優貴/サイスニード-メルセデス/原樹理-菅野智之
S-T:奥川恭伸-秋山拓巳/高橋奎二-高橋遥人/石川雅規-ガンケル
…とここまでは色々と理論や予想を書いてきましたが、優勝したいのは大前提として、今の私は結果がどうであれ構わないという思いでいっぱいです。
連覇中の巨人・補強とドラフトで確実に力を付けた阪神と、チームが変わりつつあるとはいえ2年連続的最下位のチームがここまで熱い戦いを繰り広げているという事実で今は満足感しかありません。
この結末がどうであれ私は前向きに受け入れるつもりですし、このチームを好きで良かったと思えます。だからこそ(矛盾しているようにも見えますが)最後にこのチームが笑っている姿を見ていたいです。
どんな逆境に立たされても『僕らチームスワローズは絶対に大丈夫』。
そう信じて、この6連戦を全力で応燕したいと思います。
ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!
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