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【#ヨソドラ】オリックス陣営~指名編~

前回の続き。


さて、指名に移る前に実際の指名予想には必要不可欠である(そして私が全く触れていない)現在のオリックスの編成面については下記シュバルベさんの記事を参照してください。そして私はこの記事を完全に理解したことを前提にこのnoteを書いています。諸々お察しください。

そしてシュバルベさんのヨソドラ総括noteに今回私が書きたかったことのほぼすべてが書いてあります。これを見るしかねぇので!


…と、このままだと私の書く意味がなくなってしまうので、
あくまで私個人の視点として
・予想するに至った”いくつか”の理由を【決定要素】
準備編にも書いた「予想」と「仮想」違いで指名を見送った選手や指名を最後まで迷った選手については【他候補選手】
として記載したりしなかったりします。
また、公開後に何か思い出した場合は内容を追記する可能性もあります。

合わせて育成指名選手についても支配下指名の紹介の後に触れます。

<注意>
※本note内の全ての文章は個人の見解であり、必ずしもヨソドラ全体、並びに同企画オリックス陣営の総意ではありません。
また、文章内の全てにおいて選手の価値を下げる意図がないことを合わせてご理解いただきますようお願い申し上げます。(敬称略もご容赦ください)
何かございましたら Twitter:@Dee_bbyS までご連絡ください。

なお、全体の指名についてはこちらのスプレッドシートをご参照ください。


【指名結果】


1位 佐藤 輝明(近畿大)→5球団競合の末交渉権獲得ならず

リアルでの公言が出る2日前に行ったオリックス陣営の初回会議から、佐藤輝明への入札で満場一致でした。
福良GMの言葉を借りるなら「それ以外いない」状態。

強いてコメントをするなら、即戦力性は少し疑問視をしていますが、
指名ポリシーでもある「3年後の優勝」を考えた時にはコアとして間違いなく必要な選手と判断したので何の迷いもなく指名に踏み切りました。

【決定要素】
・サードと外野、長打力という現状のウィークポイントにドンピシャ。素材は超一級品であり、DHも考慮すると逃すわけにはいかない存在。
・近年は指名がなかった近畿大学だが、去年のドラフト3位で村西 良太(近畿大→オリックス)を指名していることも好材料。

【他候補選手】
・佐藤 輝明(近畿大)
・佐藤 輝明(近畿大)
・佐藤 輝明(近畿大)


外れ1位 西川 僚祐(東海大相模)

佐藤輝明の複数球団での競合は当然予想していたので、悲しいながらある意味ここもプラン通りに。

基本的には西川僚祐への再入札が既定路線も、事前会議で少しだけ想定しており、更には唯一といっていい別の選択肢を取りうる『まさか伊藤大海(苫小牧駒澤大)が残るのでは…?』パターンであったため、正直なところ少し悩みました。(※陣営の中で私が一番伊藤大海スルーを惜しんでいました)

しかし、下記の通り外れ指名は補強ポイントに拘るという球団姿勢があるため、「予想」の今回はスラッガーである西川を選択し、結果としてこちらは単独指名となりました。

【決定要素】

・過去2年間の福良GMドラフトにて、外れでは補強ポイントに拘る指名をしていたこと('18 小園→太田、'19 河野→宮城)
・外野並びにスラッガーの高卒プロスペクトの不在。
(結果的には'19の入札で獲得できなかった高卒スラッガー(※石川昂弥)を1年越しで拘った形になりましたね。)

【他候補選手】
・再度外れる覚悟で 伊藤 大海(苫小牧駒澤大)
「仮想なら伊藤大海だった」といった声も会議中にはあったりなかったり。
 ※当たった場合は2位/外れた場合は外れ外れ1位で西川 僚祐の指名へ?


2位(全体13位) 伊藤 将司(JR東日本)

全体13位という好順位でありながらも次の3位指名までは22人待ちという、市役所もビックリな待ち時間が発生する、実はドラフトにおけるとても難しい位置。
(やっぱり最下位って別にそんなにドラフト有利じゃないよね)

今年は若手左腕が台頭しつつあるものの通年での稼働はまだ計算が出来ず、このカテゴリーが豊作であるため上位で行くだろうという予想のもと、後述の2人を含む3人が最終候補に挙がるも、割とすんなり伊藤将司を選択しました。
ちなみに伊藤将司(含め左腕)を3位にする議論もありましたが、他球団の補強ポイントや指名順の関係で間違いなく残っていないと判断しました。
(やっぱり最下位って別にそんなにドラフト有利じゃないよね)

【決定要素】
・直近の都市対抗予選で評価を上げた点
・同級生でもある田嶋(JR東日本出身)との共通点の多さ
・国際武道大→JR東日本というオリックスにとても縁がある経歴
・再建を謳ってるとはいえ最下位での1-2位での高卒2名指名の現実性の無さ

【他候補選手】
・高田 琢登(静岡商) 
・鈴木 昭汰(法政大)
※たぶん「仮想」ドラフトであれば強気の再建路線と言い張って高田に行っていたと思います。割とマジで。


3位(全体36位) 関本 勇輔(履正社)

支配下捕手の最年少が今後落ち着く先が不透明な頓宮であることを考えると
上位でプロスペクト捕手の補強が必須と判断。
高卒捕手を補強ポイントとしている球団が少なかったこともあるが、あまりプランを崩さずに確実に確保する方針を貫く。

【決定要素】
・T-岡田を輩出した安心安全の履正社ブランド、近年力を更につけていることからも間違いない選択肢。
・3年夏甲子園(記念大会)でも結果を残したこと
・攻守にバランスが取れており来年すぐに2軍で経験を積むことが可能であるように見えること

【他候補選手】
・牧原 巧汰(日大藤沢) 
・二俣 翔一(磐田東)
※この3人についてはどのパターンも捨てきれませんでした。指名時は上記の決定要素で関本が最良と判断しただけの話です。

なおこの指名の数日後、オリックスが調査書を出していない疑惑が浮上し、陣営の心が若干折れたのはどうか秘密にしてください。お願いします。


4位(全体37位) 小野 大夏(Honda)

ここで3,4巡目の連続指名。
ストレートで押せる中継ぎ投手を探していた中で候補に挙がった選手。

【決定要素】
・社会人投手ではあるものの高校から直接の社会人なので、現在の大学3年生と同級生というのは再建路線のチームとしても好都合。
・本拠地である京セラドームで行われた日本選手権に登板した大舞台経験
・伸びしろを残しながらも、来年からそれなりにやってくれるのではないかという期待も持てる

【他候補選手】
・平川 裕太(鷺宮製作所)
※最後まで悩んでいましたが2位伊藤将司と大卒社会人選手2名はないだろうと判断しました。国際武道大という繋がりが強い大学出身なので実際のドラフトでオリックスの指名可能性はあると思います。


5位(全体60位) 小林 樹斗(智弁和歌山)

本来であれば支配下で指名予定はなかった高卒投手でしたが、各球団の指名が進む中でオリックスも評価している(であろう)好投手数名が指名されていないことに気付く。
プランを崩すかどうか陣営も議論しましたが、中川圭太('18 ドラフト7位)が当日の席上での牧田氏の一言で急遽指名されたこともあり、このような状況であれば追加指名もあり得ると判断。

しかし、中川は最後のリーグ戦で大きく成績を落としてしまう。その結果、オリックスは中川を指名候補から外す結論を下していた。ドラフト本番、牧田は球団社長、西村監督らと共にテーブルに着いた。中川は、母と共に自分の名が呼ばれるのを待っていた。1巡目、2巡目…各球団の指名が続く。オリックスは予定の6人の指名を終えた。ここで牧田が動いた「選択終了では無く、中川行ってください。うちの球団に必要です」まさに異例の直談判だった。その後ドラフト7位の新人がクリーンナップを任されるほどの存在となった。    出典:バース・デイ#689(2019.10.19 O.A.)

【決定要素】
・上記のような背景事情、そして小林樹斗には牧田氏が複数回コメントを出していること。さらには牧田氏が編成副部長と力を持っていること。
・高校2年次に甲子園で話題となりながらも調整が難しい最終年にも成長の姿が見られたところ。
・ここまではウィークポイントの最小化に向けた指名を行っていたが、ここで得意の右腕育成にてストロングポイントの強化を図ることも必要と判断したこと。

【他候補選手】
・加藤 翼(帝京可児)
※ギリギリまで小林と加藤でどちらにするか考えていましたが、直前で指名されたため小林樹斗を悩むことなく選ぶことが出来ました。
・松本 隆之介(横浜)
※若手左腕不足解消のため。

6位(全体61位) タイシンガー・ブランドン大河(東農大北海道オホーツク)

野手への将来投資だけでなく直近での既存野手陣への殴り込みも必要と判断していたため、5位で大卒野手の指名を予定しておりました。
本来はそこで終了予定でしたが、プランになかった高卒投手の小林樹斗を5位で指名したこともあり連続で6人目の指名を決断。

当初の予定とは少し違う上、今年の支配下指名での30‐40人程度のリストに含まれている自信はあまりありませんでしたが、
伊藤大海(苫小牧駒澤大)と同リーグで鎬を削り、最終年度に首位打者も獲得したことで評価も上がっていると判断し、タイシンガー・ブランドン大河を指名しました。

【決定要素】
・身体能力の高い元投手を野手で起用する例がオリックスは多数あること
・現在守っているサードや大学2年に守っていた外野などポジションが補強ポイントに当てはまっていること
・前述の通り最終年に首位打者を獲得する打力もあり、以前の明治神宮大会でも活躍が見られていること

なお、こちらの指名についてはシュバルベさんのnoteが詳しいですので合わせてご参照ください。
(※ご配慮いただきDMが隠れておりますが3-4位頃から企画終了まで終始荒ぶっていたのは間違いなく私でした旨は記載しておきます)


育成ドラフト指名

個別選手への指名理由の詳細な記載は割愛させていただきますが、
3軍制導入やコメント、過去の指名実績などを考慮しそれぞれの選手に対して意図を持って予想・指名しております。

育成1位 加藤大(横浜隼人)


育成2位 土井翔太(郡山)



育成3位 辻垣高良(学法福島)



育成4位 大石航輝(天理大)



育成5位 石井大智(高知FD)



育成6位 白川恵翔(徳島IS)


指名まとめ

様々な観点から指名予想を行ったので、私としてはとても自信があり、内容にも満足しております。ただ、こうやって振り返ってみると他球団の指名シミュレーションが足りなかったかな…と反省しました。来年も参加をするならその辺りにもっと力を入れられたらと思います。

また、これも「仮想」と「予想」の違いなのですが、明日(10/26)には”正解”が明確に出てしまうため、その辺りにも注目して当日のドラフト会議を見てもらうのが良いのではないでしょうか!

最後になりましたが、各球団の担当者・サポーターの皆さん、オリックスで一緒に考えたシュバルベさん・労さん、そして企画運営から行っていただいたARAさん、本当にありがとうございました!



(もし元気があれば本番の指名との比較noteも出したいと思います)

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でぃーだ
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