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note初心者です。 いろいろ教えていただけると幸いです。 見出し画像は気に入っていただけたらご自由に使ってください。http://www2.rocketbbs.com/200/assist.html

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最近の記事

実習助手による教科指導について

実習助手は教諭の職務を助ける、ということですが教科指導においてのその立ち位置は未経験の方からすると、想像されているイメージとはいささか異なることがあるかもしれません。 たとえば普段の授業で、教科の担当教諭がいない状況で授業をメインで進行しているケースは往々にして考えられます。年度末などの成績処理で繁忙期に入った教諭から頼まれて実験実習を丸投げ?されたり、教諭が出張等で自習監督を任せられることはよくあるパターンです。ほかにも、担当クラスを複数班に分けて行う班別実習の場合、TTで

    • 傷病等への対処法(3)

      実験・実習を実施するにあたっては、普段から安全についての十分な周知・徹底がなされていることが前提ですが、万が一、傷病者が出てしまった時の対処は速やかに、かつ適切に行われる必要があります。 今回は、観察や測量など屋外で実施される実習で想定される事故について挙げてみました。 ●ハチに刺されたとき ・患部を冷やし、針が残っていれば除去する。スズメバチの場合は副腎皮質ホルモンを含有した抗ヒスタミン軟膏を塗布して、すぐに病院へ。 (※絶対に、傷口から口で毒を吸い出そうとしてはいけませ

      • 実習助手の歴史③

        今回は「特別支援学校(盲・聾・養護学校)」の実習助手について考えてみたいと思います。 職業学科(専門学科)に遅れて、特別支援に関わる実習助手の定数が充足されてきたようです。昨今はインクルーシブ教育が浸透して、高校にも通級指導が拡充されつつありますね。もしも、通級指導に携わっている実習助手の先生方の実践がありましたらコメントお待ちしています。 なお、別項で2級ワタリに必要な実習免許の話を書いてきましたが、特別支援(理療)も普通教科の理科同様、実習免許の設定がありません。おそ

        • 年次休暇の取得について

          年次休暇(年休)は毎年20日(新規採用者など4月からの任用者は15日)が付与されています。年休を取得するのは労働者の権利であり、年休を付与するのは管理者(使用者)の義務です。これは有給として保障されています。 この年休を取得する際に、次の3点について確認しておきたいと思います。 (1)年休を取得する際には、管理職に取得理由を言う必要はありません。 (2)年休は「届出制」ですので、管理職の承認や許可は不要です。 (3)年休を取得する時季はいつでも構いません。労働者には「時季

          傷病等への対処法(2)

          実験・実習を実施するにあたっては、普段から安全についての十分な周知・徹底がなされていることが前提ですが、万が一、傷病者が出てしまった時の対処は速やかに、かつ適切に行われる必要があります。 今回は、主に工業科などの専門学科で想定される事故について挙げてみました。 ●目に金属片などの異物が入ったとき ・目をこすらずに、まぶたを裏返して清潔なガーゼなどで拭き取る。それでも除去できない場合は眼科へ。(作業時はゴーグル使用をおすすめします。) ●生爪が剥がれたとき ・傷口を洗浄し、

          傷病等への対処法(2)

          傷病等への対処法(1)

          実験・実習を実施するにあたっては、普段から安全についての十分な周知・徹底がなされていることが前提ですが、万が一、傷病者が出てしまった時の対処は速やかに、かつ適切に行われる必要があります。 今回は、主に理科実験や専門学科による化学実験等で起こりやすい事故について挙げてみました。 ●やけど ・すぐに水をかけて患部を冷却する。(痛みを感じなくなるまで冷やす。) ・顔面のやけどは、顔を水に浸す。 ・衣服を無理に脱がさない。衣服の上から水をかけて冷やす。(脱がせると、皮膚組織が損傷し

          傷病等への対処法(1)

          転勤(人事異動)について

          メールや掲示板等でよくある質問のやりとり(FAQ)を整理してみました。今回は『転勤(人事異動)について』です。  Q:実習助手に転勤(人事異動)はありますか?  A:あります。各自治体の人事異動に関するルールに則って、3年とか、長いところで10年といった期間を定めて、それらの年数が経過すると異動対象者となるケースが多いです。 人事異動は基本的に希望制でしょうけれど、定年までに必ず経験しなければならない校種や課程(たとえば特別支援学校や夜間定時制など)が決められていたり、

          転勤(人事異動)について

          残業(超過勤務)について

          メールや掲示板等でよくある質問のやりとり(FAQ)を整理してみました。今回は『残業(超過勤務)について』です。  Q:実習助手に残業(超過勤務)はありますか?  A:あります。ただしこれは、そのほとんどが実験・実習に関すること、そして部活動顧問や補習業務などであって、半ば自主的な裁量で行っている仕事に当てはまると思われます。 教職員(教諭や実習助手など)には、個々の超勤に応じた残業手当が無いものですから、全員に「教職調整額」として給与月額の4%が支給されています。 な

          残業(超過勤務)について

          産業教育手当について

          「産業教育手当(いわゆる産振手当)」について、その関連事項を整理してみましょう。 <産業教育手当の変遷> ▼昭和32年5月 『農業又は水産に係る産業教育に従事する国立及び公立の高等学校の教員に対する産業教育手当の支給に関する法律』が制定される (※最初は農業科と水産科のみ、法律が適用されていました。)   ▼昭和32年 4月  産業教育手当の支給が開始(支給率7%) ▼  33年 4月  工業と商船に支給対象を拡大する ▼   同年11月  実習助手に支給される ▼  46

          産業教育手当について

          実習助手定数(本務者)の推移

          全国の高等学校にはいったいどれぐらいの実習助手が在職しているのでしょうか。文部科学省の調査によりますと、次のような推移で本務者数が推移していました。(※年度は調査完了年度です。) 文科省(旧:文部省)の学校基本調査では、昭和40年代までは1万1千人程度の人数だった実習助手も、昭和50年代にはすでに1万5千人を越えていました。 その後しばらくは、おおよそ1万5千人台という人数を維持していたものと考えられますが、平成3年頃をピークにその本務者は減少し続け、平成20年には1万3千

          実習助手定数(本務者)の推移

          実習助手の歴史②

          今回も実習助手の変遷を追ってみました。東京都の事例から「理科」の実習助手について考えてみたいと思います。 理科の実験・実習を支援するため、最初に私費による職員が雇入されたのが「業務員」でした。その後、昭和49年に学校教育法が改正され、実習助手に職名が変わっていきます。   ただし、他の職業系学科とは元々の経緯が違うためか、理科の実習助手には実習免許の規定がありません。そのため、各自治体による様々な取り組みがあって、いわゆる「2級ワタリ」を実現させている場合もありますが、一方

          実習助手の歴史②

          実習助手の歴史①

          いつ頃から、実習助手という職種が作られたのでしょう?東京都の事例を元に、その職名の変遷をたどってみました。  実習助手の前身として、最も古くから配置されていたのは農業・工業・水産科だったようです。その後、家庭科にも配置され、商業科の実習助手の歴史は昭和47年から始まります。   続いて「特別支援学校(旧:盲・聾・養護学校)」の実習助手について考えてみたいと思います。 おそらく、当時の学校教育法の改正に伴って、実習助手の制度設計を明確にしたのだと思われます。ただ、自治体によ

          実習助手の歴史①

          実習助手に関する法令について

          学校教育法では実習助手を「置くことができる」としていて、文部科学省から発出されている高等学校設置基準でも「必要に応じて~置くものとする」という曖昧な表現になっています。教諭職と違って必置ではないというところが適正配置するには難しいところです。 教育公務員特例法では教諭職の新規採用者について、試用期間は1年と定めれれていますが、実習助手の場合、同法適用がありませんので6か月の条件付き採用を経て正式採用となります。 研修機会などの待遇については、上記のとおり教員としての規定が

          実習助手に関する法令について

          実習を担任する教諭の免許状について

          教員免許というと、小学校や中学校などの教員免許状を最初に想像しそうですが、高校の教員免許のうち、実習に特化した免許状があることをご存知でしょうか? この実習に関する教員免許について、正式には標題にあるように「実習を担任する教諭の免許状」(以下、実習免許)といいます。免許の種類は教育職員免許法によると看護実習、家庭実習、情報実習、農業実習、工業実習、商業実習、水産実習、福祉実習又は商船実習の一種免許状、となってます。特別支援(高等部)の場合も上記の専門実習に従事していれば授与

          実習を担任する教諭の免許状について

          【FAQ】(続き)

          Q4 採用試験は、いつ頃実施されていますか? 自治体(政令市含む)によって、試験日程はバラバラです。 また、毎年同じ教科、同じ自治体で試験が実施されるとは限りません。 おおむね、7月~翌3月までの期間に実施されています。 逆に考えると、複数の自治体を受験することが可能です。 主な配属先は高校や中等教育学校(後期課程)、特別支援学校(高等部)であり、小中学校への配置はほぼ無いと思われます。 ※私学はこの限りではありません。 Q5 諸手当にはどんな制度がありますか? 教

          【FAQ】(続き)

          【FAQ】(よくある質問集)

          Q1 待遇について教えてください。 給与は『教育職給与表(2)』の1級に相当します。 (※ちなみに、寄宿舎指導員、講師、養護助教諭:1級、教諭、養護教諭:2級、教頭:3級、校長:4級です。) 年次休暇や諸手当、その他の労働条件は他の教員と同じ扱いです。 研修につきましては、教育公務員特例法施行令により制限があります。 Q2 教員免許は必要ですか? 自治体によって、採用試験に教員免許を必要としているところがあります。 その一方で、教員免許を持っていたり、4年制大学を卒業

          【FAQ】(よくある質問集)