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夏と秋の交差点にて

え!また?と言われそうで、あれなのですが、
今日マスタリングが終わりました。笑
最後の最後に、曲順変更や、収録曲変更なんかもあったりして、大きな変更をして、ようやく終わり!
マスタリングしてくださったピースミュージックの中村さんには本当に、もー、お世話になりました。本当に、またか?!!!という。泣笑

そして先週末には、先月末から今月頭にかけての、食欲の秋先取り、みたいな暴飲暴食のツケが回ってきたのか、急性胃腸炎になって数日間引き篭りもした。

で、昨日くらいからいつもの感じに戻りつつあり、散歩したら、夏と秋が交差するその真ん中にいるような風景が広がっていて、たしかに季節はゆっくりと進んでいたのだった、、!

走っている人や、早足で歩く人を横目に、ベンチでいちごミルクを飲んで、
病みあがりにかこつけて自分を甘やかした。たまに飲むと美味しいね。

東京にはまだ鴨がいる。
南の方にはもういないとかいう話を聞いた。次の街に渡ったのだろうか?それともちょっとずつ北上して、途中で休みつつ行くんだろうか?そう思って眺めると、移動して来たのか普段より鴨が多い気もした。

そうそう、先月末、新しいアルバムのジャケットの撮影をしてきました。
このときはまだ夏真っ盛り。そこからの数日間であっという間に空気が変わった。
夏がいちばん好きだから、やっぱりちょっとさみしい。あの、こんもり、ふんわり、もくもくとまさに青天井、何処までも高く盛り上がった雲が大好きだ。

けれど秋の夕焼けも美しい。ほんとうにあっという間に陽が沈んでしまうけど。


夏の終わりには、ゆっくり読んでいた、金子光晴さんのねむれ巴里も読了。
旅という言葉ではとても形容できない軌跡。なのにどこかあっけらかんとしているのはなんでだろ。


この本に出てくる人たちは愉快で痛快で、
額縁を作って売ったり、無いところから仕事を生み出して、転がる様。善とか悪とかっていう価値判断なんてのはとっくのとうに超えてしまっている。
本を閉じて、わたしの日常に帰ってくると、日々をはかる物差しのようなもの、そのスケールが大きくなっているような、そんな気がした。

さて、アルバム完成させるべく残りの作業、がんばります!



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