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着れば着るほど好きになるデッコーロウォモのドレスシャツ。着心地・快適・そして信頼へ

STORY Vol.02 – 児玉利洋 氏(プロビリヤードプレイヤー)

decollouomo デッコーロウォモのシャツは本当に重宝していますね。

ビリヤードにはドレスコードがあって、試合によって様々な規定があるのですが、格式高いものだとベスト+蝶ネクタイ+シャツ+スラックス+革靴になります。格好を重視して服を選ぶと窮屈でストレスになりますし、何よりもパフォーマンスに影響してしまう。ビリヤードは頭脳戦というイメージで、あまり身体を動かさないスポーツと思われているかもしれませんが、実は結構しんどいんです。

公式試合はトーナメント方式。決勝まで1日で行うので勝ち抜いていくと後半足腰がバテてしまったり。。フォームをキープしなくちゃいけないので体幹が弱いとブレてしまったり。。一番疲れている時に最高のパフォーマンスを発揮しないと勝てない。そのためにも多くのプレイヤーは、着る服など身につけるもの全てにおいて、美観を保ちながらもストレスなくプレイに集中できるものを常に求めているんです。先日も、京都の京丹後LAZY(レイジー)さんで行われたチャレンジマッチにデッコーロウォモのシャツを着て訪問してきました。夜19時から翌朝5時までノンストップでアマチュアの方を勝ち抜いていくというハードなものだったのですが、おかげさまで11人全員連続で勝ち抜けました。

最初は一般的なポロシャツのようなものかな〜という印象でしたが、着てみると全く別物。デッコーロウォモのニット素材はキメが細かくて上質。とろみ感がありながらもサラサラしていて気持ち良い。色もすごく好きで、特にこのスカイブルーはお気に入りですね。一言で表すと、「着れば着るほど好きになるシャツ」です。着始めて1日目はフォルムの良さ、2日目は着心地の良さを体感し、3日目には快適さを実感して、次第に信頼へと繋がっていきました。

襟のつくりやフォルムがとても良くて自分の好みにハマったということもありますが、何よりも着ている時の満足感がとてもあります。プレイ中はもちろん、家に帰ってそのまま寝巻きにしたいくらいストレスなく快適に過ごせています。ポリエステル混というと、何となくコットンや他の繊維より安価で良くないイメージがありますが、デッコーロウォモのシャツを体験してから完全にイメージが変わりました。偏見がある人のために、ポリエステルが入っているとあまり言わないほうが良いんじゃないですか(笑)それくらい他のものとは違いますよ。

あと、とても便利ですね。
遠征に行く時は必ずシャツを持っていくのですが、丁寧にパッキングしても毎回シワだらけになってしまう。。でもデッコーロウォモのシャツは全く問題がない。微妙なシワも着てしまえばすぐに消えて全く気にならない。また、Tシャツみたいに手軽に洗濯できたり、全くアイロンが必要なかったり。仕立ての良いきれいめなシャツなのに取り扱いが簡単だ。ってうちの嫁にも好評ですよ。

外枠真っ黒でラシャは真っ赤!大人の格好良すぎる空間との出会い

ビリヤードとの出会い
10代の頃から偶に遊びでやっていたのですが、20歳の頃、大阪梅田の北新地で夜の仕事をしていて、お客さんとのつき合いで南船場のプールバー(ビリヤード台を設置しているバー)に立ち寄ったことがありました。そのプールバーは今はもう閉店してしまいましたが、店内は薄暗く、やや高めのバーカウンターに高めのどっしりしたイス、お酒の棚に怪しげな赤い照明がちらほら、ビリヤードテーブル2台は外枠真っ黒でラシャ(テーブルクロス)は真っ赤!大人の雰囲気で格好良すぎる空間でした。『ここで格好良くプレーしたい!』と単純に思って練習するようになったのがきっかけです。店員さんもみんな格好良かった、、それから何度も通うようになって、上達を褒めてもらうことを楽しみにひたすら練習していましたね。

いつしか、ちゃんと教えてくれるビリヤード場と出会って、そこで習いながら試合にも出るようになりアマチュアとして活動し始めました。最初は格好良いなという気持ちで始めたんですが、どうしたらもっとうまくボールをコントロールできるかとか追求していくうちに、どんどんビリヤードに没頭していくようになった。そうしてのめり込んでいくうちに、ビリヤードを始めて2年経った頃、店長を務めていた夜の仕事を辞めて梅田のビリヤード場スタッフになりました。給料は3分の1になってしまいましたが、なんだか気持ちはすっきりしていましたね。夜の商売では1+1=2と答えるとしらける時がありますが、ビリヤードをやる上では2でいい、それを真っ直ぐに求めていける。あの頃の僕が真剣だったからこそビリヤード一本の道を歩み始めたんだと思います。

プロはプロになってから成長するもんや!

練習しては試合に挑む繰り返しの日々を過ごし、アマチュアながらプロにも少し勝てるようになってきた9年目。プロテストを受けようと決心するも、すぐにはやっていける実力がないことから怖くなってしまい、結局プロになる道を諦めてしまいました。。その後、ビリヤードを完全に趣味へと切り替えて、今までとまったく別の環境に移ってしまいます。するとそこでは、まるで反対の意見がありました。「プロはプロになってから成長するもんや!」「とりあえずプロになれ!」と。しかし、自分の中で真面目に考えて諦めたことだったので、簡単には気持ちが戻らず、その意見になかなか聞く耳を持てませんでした。プロテスト申込締切の前夜、酒を飲みながら朝方までまた説得を受けていたんです。その時ふと思った「こんなに僕にここまで勧めてくるのはなんでなんだろう?」今まで自分の人生は自分で決めてきたので、後悔なんてした事はありませんでした。そう生きてきたから周りの意見を頑なに拒んでたけど、たまには人の言ってる通りにしてみようか、、と思いましたね。説得してきた彼らから「応援」する気持ちを感じて、その期待に応えたくなったのかな。。締切当日にギリギリで申し込み、2010年12月プロテストに合格することができました。

プロとしての覚悟!自分の楽しみ方を見出すこと

しかし、プロになったところで特に変わらなかった。
プロになってからの数年、もともと後ろ向きだったこともあって試合にまともに出なかったんです。それに、試合に出るだけで遠征費、エントリー費がかかるし、いざ勝ったところで賞金も低いのがビリヤード業界の現状。。それに、他業界に誇れるスターがいないなど希望を感じられるものではなかった。プロらしい活動をそれほどしないまま、所属店である9up(ナインアップ)にこもって長時間の練習をする日々を過ごしていました。練習は好きだったのですが、試合に出ないんだったらアマチュアに戻った方がいいんじゃないかと、また葛藤する毎日。。ビリヤードは年間を通してほぼオフないんです。常に2〜3週間に1回大会があって、1年間エンドレスで続けていかなくてはいけないので、色々な意味で自分を維持することが大切なんです。プロでやっていくにはビリヤードが好きという気持ち、そして国内外の試合に自ら飛び込んでいく強い気持ちがないとやっていけない。プロとして自立できている人は、その覚悟がとても強いんだと思います。また、ビリヤードは自分の楽しみ方を見出すことが大事。勝ち負けにこだわるだけではなくて、自分がプレーを楽しむにはどうすれば良いかということを追求するべき。僕はその楽しみ方を見つけ、応援してくれている人たちが後押ししてくれたお陰で、トーナメントに出場して活躍することを徐々に求めていくようになりました。
2016年から初めてランキング対象試合にフル参戦し、現在も継続して挑戦中です。それとともに、レッスンやビリヤードイベント、チャレンジマッチ、海外試合への参戦、スポンサーの用具提供など活動の幅を少しずつ広げています。

ビリヤードをライフスタイルに

世界のビリヤード。たとえば台湾だと小さい頃からちゃんとビリヤードを学べる環境があります。中学生大会というものがあって、優勝者は高校の学費免除というシステムがあったりと国が推している競技で、小さな子から大人まで盛んです。フィリピンの場合はギャンブルとして盛り上がっていて、ボクシング・バスケットボール・ビリヤードで「3B」と称されるほど盛んですね。イギリス発祥だとスヌーカーというものがあります。この競技は市場規模が大きくて多くの人から憧れられるスポーツの一つですね。ビリヤードは、世界中で娯楽として広まっていたり、やっている人は多いのでしょうが、業界として盛り上がっているかといったらまだまだこれからだと思います。

日本のビリヤード。1962年に「ハスラー」という映画があったんです。ハスラーは主演ポール・ニューマン。1986年の続編ハスラー2は主演トム・クルーズ。その時代は、今でいうカラオケよりも沢山プールバーがあって、その頃が日本のビリヤードブーム全盛期だったと聞いてます。現在は、大阪でいうと昔からやっていて今も続けている人が多いイメージ。しかし、東京は逆で、若い人から昔からやっている人まで含めて競技人口が増えていると思います。西日本の大会はエントリー数がわりかし少ないのですが、東日本はアマチュアも含めてすごく多いんですよ。アマチュアリーグが盛り上がっていたり、BAGUS バグースを中心にビリヤード場が盛り上がっている。ビリヤードというと、昔は格式高くて少し怖いイメージがありましたが、現代はスポーツ感覚で誰でもおしゃれに楽しめるものになってきていて嬉しいです。芸能人でも好きな方々が多くて、松本人志さん、長州小力さん、元kat-tun 田口淳之介さん、東幹久さん、金子昇さん、福山雅治さん、赤坂泰彦さん、おぎやはぎ矢作謙さん、沖田浩之さんなど有名ですね。一時期ジャニーズ内でビリヤードが大流行りしたことがあって、数々の有名人たちが仕事に支障が出るほどハマっていたとも聞いたことがあります。海外でプールバーに行ったらすぐ現地の人と仲良くなれるし。ゲームとスポーツの間というか、年齢や性別・人種や環境さえも関係なく楽しめる世界共通のコミュニケーションツールなんです。ビリヤードがもっと浸透して、より多くの人たちのライフスタイルに溶け込み、楽しめるものになってくれることを願っています。


児玉利洋
・Professional Pocket Billiards Player
・JPBA45期生
・Billiards Cafe&Bar 9-up プロスタッフ
・大阪ビリヤード倶楽部講師
・Youtube ビリヤードチャンネル「ゼロワンの旅」出演中

https://decollouomo.com/apps/note/story-vol-02-riyokodama/


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