発達障害のある人たちの居場所…Neccoカフェに自著を贈呈しました
私はこの6月に、発達障害とコミュニケーションをテーマにした本を上梓しました。多くの方に読んでいただきたく、障害者団体などに本を無料で差し上げているところです。
このたび自著を、東京の西早稲田にあるNeccoカフェに置かせていただくことになりました。ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
Neccoカフェとは
Neccoカフェとは、発達障害当事者による当事者のための、ブックカフェです。ADHD・ASD・LDがある人たちの、居場所づくりをめざしています。猫が日向ぼっこでもするように、まったりくつろげる場所です。
大きな特徴は二つ。
ひとつめは、発達障害関連の本が充実していること。書店や図書館でもなかなか巡り合えないような本が、本棚にズラリと並べられています。お茶を飲みながら、心ゆくまでそれらの本を味わえるのが、うれしいです。
ふたつめは、イベントを数多く開催していること。茶話会、障害年金の相談会、就活セミナー、ゲーム大会、音楽ライブなど……。当事者が楽しめるイベントを、月に数回開いています。
詳しくは公式サイトをご覧くださいね。
Neccoカフェの感想
Neccoカフェに自著を献本しに、高田馬場駅から西早稲田に向かって歩いている途中、私は緊張で足を震わせていました。Neccoカフェには何度も行ったことがあるため、落ち着ける場所だというのは肌で分かっています。それでも、自著を持参するのは初めての経験です。
「この本は私が書いた本です! ぜひ読んでください!」
と言ったところで、快く受け取っていただけるかな……と不安でたまらなかったんです。憧れの先輩を目の前にして、ラブレターでも差し出すような感覚ですね。夏の蒸し暑さも手伝って、眩暈がしたほどです。
ところが、いざお店に足を踏み入れて、アイスコーヒーを啜っているうちに、緊張がだんだんとほぐれていきました。24時間水出しされたアイスコーヒーが、こっくり濃くて深みのあること。Neccoカフェのコーヒーは、本当に美味しいと思います。
他のお客さまと同席して、いろいろお話しもさせていただきました。たっぷり2時間くらい、時が経つのも忘れて語り合いました。自著のことはもちろん、仕事や経済や現代詩やプラモデル(!?)のことなど……ここまで話題が広がるのも、Neccoカフェならではでしょう。ちなみに、相席したお客さまは2名。私も知人と組んで2名。合計4名。まるで小さな当事者会のように、盛り上がりました。
カフェの主催者である金子さんにも、自著を無事に手渡すことができました。この本棚に加えていただけるだけで感激です。
「せっかくだから、本にサインをしたら?」と、金子さんから思いがけないご提案も。皆さんに見守られながら、本の後ろにサインもさせていただきました。
クラクラしながらミッション完了! ぜひまた来店したいです。
※本は7月末までキャンペーン価格で販売中。ご興味のある方は、お早めにどうぞ。
※本のプレゼント・キャンペーンも実施中です。