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ぶきっちょ助産師、初めての育児は想定外だらけ
こんにちは、助産師のぶきっちょです。
わが家には3人子どもがおり、いまではもう高校生と中学生になっています。これまでの育児の中で印象深い思い出は何かなぁと振り返ってみると、その多くは1人目の子育てでの出来事が多いように思います。
初めての子育てで悩むことが多かったこともありますが、子どもがまだ一人しかいなかったので、長男ハカセの反応一つ一つを注視できていたからかな、とも思います。また、ハカセの育児は想定外なことばかりだったことも大いに関係していると思います。分からないことだらけで調べたり悩んだりしたことがたくさんありました。
悩むたび、
「病院で働く助産師は妊娠、出産と産まれてから1週間程度の育児については知っていても、退院した後の母子や家族の生活については、あんまり知らないものだな」
と力不足を感じたものでした。私の場合、以前にも書きましたが、本当に不真面目な助産師だったので、わかったつもりになったまま自己研鑽を怠っており、恥ずかしながら、知らないことだらけだったのです。
私がつまずいた内容を大まかに下に書いてみます。
記事を読む前に
【わが家の家族構成】
私:生き方も考え方も行動もぶきっちょな助産師。マジメにコツコツ派。自然派志向。ネガティブに悩みまくった後、急にポジティブな思考に切り替わる瞬間があり、そのゾーンに入ればどこまでも前向きにがんばれる。
夫:妻のネガティブ小言に付き合わされているが根っからの自分軸思考で惑わされることはない。
ハカセ:第一子、長男、2006年生まれ
ピョン吉:第二子、次男、2008年生まれ
姫どん:第三子、長女、2011年生まれ
ハカセは母乳しか飲んでいない生後4ヶ月頃から食物アレルギーを発症しました。知ってはいても、
えー、なんで⁈まさかわが子が⁈
と、信じられませんでした。夜は痒みが増すのかなかなか眠れず、また物音に敏感ですぐに起きてしまいました。これがまた、泣くと大泣きで💦火がついたように泣くのです。いくら私が助産師であっても、ああも泣かれては心がしんどくなります。精神的にも参ってしまい、仕事から帰って来たばかりの夫に、泣きながらその日あった困りごとを話す日もありました。帰って来た途端、そういうネガティブな話を聞かされるのはしんどかっただろうなと今なら夫のことを思いやれますが、その時の私はただツライ思いを聞いて欲しかったのです。また、静かーに重ねたお皿のカチャ、という音、そぅーと歩いた時の廊下のキシッという物音でも、パッと目が覚めてしまうハカセだったので、夫には音を立てずに静かに家に入って来てとお願いしたこともありました。
保育園に入園してからは感覚遊びが苦手、人が苦手、いつまでもハイハイをしていて歩かないなどコミュニケーションや発達の面で悩むこともありました。
ハカセの目の異常がわかったのは4歳の時。
まさかの弱視。
それも想定していなかったことでした。
仕事柄、一定数そういうお子さんがいることはわかっています。でもいざ自分の身に起こってみると、
えー、なんで⁈まさかわが子が⁈(part2)
とショックで、私の心はなんて脆いのかと思い知らされました。
幼児期から思春期にかけては、苦手なことにはチャレンジせず、逃げ回るハカセをなだめすかす日々でした。どう言えばやる気になるのか、いつ伝えると良いのか、誰から伝えてもらうのが良いのか。常に自分軸で選択、行動するハカセと、いやいや社会に出て生きていくってそういうもんじゃないからー、という考えの私は、毎日毎日これでもかと対峙しておりました。
そうこうするうちに、中学生になったハカセは起立性調節障害という病気になってしまい、不登校になります。
またしても、
えー、なんでー⁈まさかわが子が⁈(part3)
でした。
長男ハカセの子育てでは私が想定していなかったことばかり起こるので、とても苦労してきた実感があります。
それでも、なぜか私の育児満足度は高いんです。
なんでなんだろう、と考えてみて出た結論は今のところ以下の通りです。
1️⃣ハカセのことを理解して伸ばしてあげたい、という想いから、その時その時、一生懸命に調べたり、考えたりして全力で向き合ってきたこと。
2️⃣夫、家族に相談しながら、みんなで同じ方向に向かってがんばれたこと。
3️⃣ハカセの成長に目を向け、できるようになったことに気が付けたこと。
4️⃣なぜかいい人に出会えて協力してもらえたり、なぜかその時欲しい情報に偶然巡り会えたりして、困った中でもうまくいってきたこと。
あの時がんばってきたことが笑顔で生活できている「今」に繋がっています。引き寄せの法則というのでしょうか、知りたい、どうにかしたいと求めていると、解決できる方向に道が開けたり、導かれたりする経験が何度もありました。
時にはハカセと、また時には夫婦で思い出話をすることがありますが、「あんなことあったよね」と笑うことができ、
そういう時に家族の絆を感じて温かい気持ちになります。
そして、悩んできた日々はとてもしんどかったと思うのですが、親子ともに頑張ってきたことが助産師としてのスキルアップ、知識アップに繋がったように思います。同じ悩みを持つお母さんたちにアウトプットすることでお役に立てる瞬間があり、頑張って来てよかったなーと思えています。
アレルギーのこと、弱視のこと、不登校だったこと、またちょこちょこ書いていけたら良いなと思っています。
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