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せっかくなので朝活、出勤時間を1時間間違える

朝6時、いつもは仕事が始まる時間。そして今日もそのはずだった。
しかし私は6時01分現在、公園のベンチでノートを認めている。

そう、実は本日の出勤時刻は7時だったのである。それが発覚した時にはすでに電車に乗っているところであった。
ちなみにいうと、今日は3時起床、朝食をとってから語学勉強を行うという有意義な時間を過ごしていた。

コーヒーを飲んだこともあり思考が冴え渡っている。そうだ、せっかくだから街散策をしてみよう。
そう思い、最寄りの根津駅ではなく西日暮里で電車を降りた。
谷根千と呼ばれるこの下町周辺をゆっくり周りを見渡して歩いたのは初めて。朝日と澄んだ空気によって活力が漲ってくる感覚がする。おそらく明け方まで飲んであろう酩酊して寝こけている人、パトロールする警察、ウォーキングする人、犬の散歩。1日の終わりと始まりが混在しているこの時間帯が好きだ。東京にいることを忘れてしまうほど人が少ないのも良い。
まだまだお上りさんなので、ここらの地理は弱い。全てが目新しいが、これがあと数ヶ月もしたらいつもの風景になってしまうのだろうか。そう思いつつ、雑誌でチェックした気になるパン屋数軒の所在地を確認しに歩みを進める。もちろん開店はしていないが中ではすでに職人が窯からパンを取り出しているのが見えた。きっと今扉を開けるとこんがり焼けた小麦の良い香りが広がったであろう。
谷中銀座やよみせ通りなど、道の出入口にアーケードを構えている所をはじめとして小さな店や寺、神社などが並んでいる。店は古くからある商店もあれば、古民家改築をして洒落たカフェなどで人気を集める飲食店もある。
古くからの住人と、新しく何かを始める人、どちらもそれぞれの風格で今に生きている。
自分もこの地に馴染めるだろうか。

朝の時間は考え事やなにか創作するのに最適な時間だ。そうこうしているうちに時間も良い頃合いになってきたので、ここらで終わりとする。

皆さん、おはようございます。

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