アイリスオーヤマ大山会長の講演会に参加
大阪商工会議所で、アイリスオーヤマの大山健太郎会長の講演会に参加しました。
仙台の会社だと思っていましたが、ルーツは東大阪市なのですね。
創業者である父親が急死して、19歳で事業承継。
プラスチック加工の下請会社で、8人兄弟の長男だったので、進学を諦めて家業を継いだそうです。
若いし、下請けだから、最初は安い工賃の仕事しか回ってきません。
それでも一生懸命取り組むうちに、だんだんと技術力も営業力もついてきて。
独自商品を発売するようになりました。
その後、収納用品から家電製品、コメやマスクにまで進出し。
なぜ他業態に展開するのかと疑問に思っていましたが、ユーザーイン企業として、「生活者目線」を大切にしていること、お困りごとを解決することを事業としているというブレない軸があることを教えていただきました。
世間では「選択と集中」と言いますが、同社では「選択と分散」と言うのだとか。
事業分野を集中してしまうと、社会の大変化が起こった時には非常に危険だ!と言う認識があるからです。
それは、下請けとして、幾度かの社会変化を体験して乗り越えてきた危機感が背景にあります。
不況でも危機に陥らない経営を目指していることは、まさに私や松下幸之助の考え方と同じです。
10年に一度不況がやってきますが、一つの事業に集中していれば、ピンチに陥るリスクは高いです。
不況になれば、B2Bビジネスは荒波にもまれますが、B2Cビジネスは波が小さい。
生活を切り詰めても、需要が大きく減ることは少ないですから。
また、同社の新製品開発の意思決定スピードの速さは、すばらしいと思っていました。
変化が激しい時代には、組織としての決断力が事業の命運を左右しますから。
一度、より詳しくお話を伺ってみたいものだと思いました。
と言うことで、まずはお手紙を書いてみます。
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