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ありがたさ再発見


10月4日
日本からのお客様がダラムサラを発ち
今朝帰国された。

新宿曙橋にあるチベット料理レストラン
タシデレ店主・ロサンさん率いる
ダラムサラ・ツアーの一行様である。
6日間ご一緒させて頂いた。

ロサンさんのご尽力と参加者皆さんのご人徳で
お互いに喜んで頂けたご様子。
嬉しい限り。
心より御礼申し上げます。

今回のツアーは、
皆が喜んでくれたことで
自分がどれだけ恵まれているのかを知る機会にもなった。

普段当たり前に目にしている山々
青い空と白い雲
きれいな空気と流れる風
そしてのんびりした時間。
(ツアーではなかなかゆっくりする時間は無かったが)

筆者が日本から帰ったばかりということもあり
ここにいさせてもらうだけで
気持ち良くてありがたい。

ツアーの途中でロサンさんも言っていたが
チベットには
「酸っぱさを全然知らなければ
全ての甘味はどうってことない」
という諺がある。

甘味は美味しいものだけれど
酸っぱさを感じたことが無ければ
甘味の美味しさ、ありがたさは分からない。

日本で少し酸っぱい思いをしているからこそ
ダラムサラの甘さを感じられるのかもしれない。

そう考えると
苦労した人ほど
幸せを強く感じられることになる。

そしてその時に言うのだ。

「あれも良い経験だった。
あの時苦労したから、今幸せなのだ。
あの時の自分がいるから、今の自分があるのだ。」
と。

その時には、
過去の辛い経験が
今幸せを感じている原因の1つに
書き変わっている。

過去に対する評価が変わっているのだ。

さて、日本にいる時に気が付かなかったありがたさを
インドで再発見することもある。

筆者の場合は水である。

日本では当たり前のように水道の蛇口から水が出る。
ダラムサラの自室では
今のところ1日バケツ2〜3杯分。
昼間(今)は水道を捻っても水は出てこない。

夕方になったらタンクに水を入れてくれて
そしたら水出るかな?
という感じ。

お風呂は非常な贅沢品。
どこの家にも基本風呂がついてる日本は
とても豊かなのだ。

ツアーをご一緒させて頂いて
豊かさ快適さを感じることも多い。
専用バスも、である。

皆で一緒にミニバスに乗って移動をした時、
ぎゅうぎゅうに人が乗って峠越えに向かう
インドのローカルバスを見た。

「あれは大変そうだ」という言葉を聞きながら
『昨日の我が身』と思っていた。

あの中で席に座ることもできず
立って長時間揺られるような経験を
インド一般市民として生活した人間なら誰でも持っている。

ミニバスの窓から彼らを見ながら
『いや恵まれてるなぁ』と
参加者さんを通して日本の快適さを思った。
ありがたやありがたや。

こうして良い思いをしながらご一緒させて頂いて、ひと仕事終わった。
昨日今日とゆっくり自室で過ごしている。

外回り仕事があるから
家でゆっくりできることがありがたい。

酸っぱいばかりでは口がしぼんでしまうが

酸っぱいものがあるからこそ
当たり前の甘さがありがたい。

・・・・・・・・・・・・・

さて、現在
スピな仏教徒のメルマガを準備中である。
今までも時々書いてきたけれど
仏教の枠から外れて幸せになることも書きたくて
ぶっ飛んでも大丈夫そうな方に読んで頂きたくて
新しく作っている。

福の神があなたの元へ現れるように
祈りながら。

告知はこちらで。
ご興味ある方は
もうしばらくお待ち下さい。

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