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モンゴリアン・スキル

モンゴル民族は
騎馬民族であると言われる。

スフバートル広場 : チンギス・ハーンを護る右


チンギス・ハーンを護る左

実際、
観光地で馬の世話をしていた人々は
非常に馬に乗り慣れていると
素人の外国人でも分かる。

板についている
とでも言おうか。

YouTube等の動画で見るのとは違う感覚で
乗りものである馬と乗っている人が
一体になっていることを感じる。

ちなみにラクダは
人が乗るというより
荷物を運ぶために使われていたらしい。
身体が大きくて力持ちだから。

これは帰りの飛行機の中
たった一つあった子ども向け映画の中で、
ラクダの行列が箱を胴の左右に括り付けて歩いているシーンを見て知った。

モンゴル人が乗りものに乗るスキルが優れていることは
移動が常であったことからも
さもありなんと感じる。

現代では
乗りものといえば車。

プリウスとレクサスが非常に多いことを
以前書いたが、
車の絶対量がとにかく多い。
(走ってる車の80%はトヨタだとか?)

ウランバートルの交通渋滞は有名で、
10分で行ける場所が1時間。
1時間で行ける場所が
場合によっては5時間かかる。

簡単に家に帰れない。

普段(午前5時から午後5時まで)、
一台の車が走って良いのは
1週間に1回だそうである。

故に、歩ける距離であれば徒歩を薦められる。

が、実はそれ以外にも交通手段はある。

電動スクーターや自転車である。

街中の歩道に
細長いL字型の
スケートボードに柱が立ってハンドルが付いたような🛴スクーターが
無造作に置いてある。

日中車に乗せてもらっていると
車の隙間をシュルシュルとすり抜けていく
スクーター者もいる。

気持ち良さそうに見えたが
車のドライバーにしてみれば
車道を何の装備もつけずそこそこ速く走っているので
「ベーリデンジャラス」。
(中には歩道をやや遅めに走っている者もいる)

しかも無免許で乗れる。

他にも小さな原付バイクのようなスクーターや
ただの自転車もあった。

青とオレンジとあったが
青い方はJETと呼ばれ、街中でレンタルできる。


無人のスクーターステーションの如きものが
1ブロック毎ほどに頻繁にある。

電動スクーターは1分300トゥグルク。
自転車は1分250トゥグルク。

スマホにアプリをダウンロードし、
自分の携帯番号と紐付けてアカウントを作り
オンラインでウォレットにお金を入れる。

街でスクーターに乗りたい時には
アプリを起動して、乗り物についているQRコードをスキャン。
画面上の「RUN」か何かを押すと
そこから「STOP」が押されるまで
乗っていることになる。

その分数で換算して
自動的にウォレットからお金が引かれる。

スクーターは街中の
あちらこちらで見られるので
気が向いたらすぐにアプリを起動させ
走ることができる。

この手軽感がすごい。

馬ではなくスクーターに乗る
モンゴルの若者。

大渋滞の中
路駐と発進をするドライバーのスキルもすごいが

渋滞する車を追い抜いて
シュルーンと走っていくスクーターの若者にも
ライディングに長けた
モンゴル人を見た。

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