菩提心の称賛《宝珠の灯》第28偈
28)ここから菩提の精髄まで、
菩提心と離れるな。
そのように祈り、加持されるよう、
ラマと三宝へ祈願したまえ。
「三宝」とは、仏教徒の帰依の対象である仏法僧。
そして、その三宝が集約した本質である「ラマ(上師)」。
ここから先の道は、ここから始まる。
目的地は仏陀の境地である「菩提の精髄」。
羅針盤は菩提心。
夢中になって進めば、時間が経つことは気にならないけれど、
道は長い。
一本道ではないかもしれない。
道のない所を進まなければいけないかもしれない。
そんな時、頼りになるのが菩提心。
落として無くさないように、
道の先を進むラマと三宝へ、
祈りと加持を頼む。
でも実際、羅針盤を心にくくりつけて、
道を進むのは自分なのだ。