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口伝59日目:ためになる話

1月6日
9:49 密部5巻目読了。
9:49 6巻目口伝開始。
17:05 終了。

昼食時、
口伝会の中国語の通訳さんと
彼のお友達のお坊さんと一緒になった。

お坊さんが、ためになる
一休さんのような話をしてくれた。

小さなお坊さんが、
「お金は幸せの源なんかじゃない」
と言っていた。
「どうして?」と訊くと
「本当に幸せのもとだったら、牛にあげたって牛が喜ぶ筈でしょ?
でもお金をあげても牛は喜ばない。
草をあげたら喜ぶんだ。
だからお金は幸せのもとじゃない。」

本質をついたことを言うな、
と感心した。

『お金のみが幸せの源。
お金さえあれば幸せになれる。』
と思い込んでいる人には、
価値観がひっくり返されるような
直球どストライクだろう。

補足をすれば、
お金で健全な幸せを作ることを知っている人には、お金は幸せの源として良い仕事をしてくれるありがたい存在だ。

考え方、使い方次第。

もうひとつ、
男女の愛情についても
小さなお坊さんは何か言っていたらしい。
でも、教えてくれたお坊さんが
何を言っていたか覚えていなかった。

その場ですぐに思い出したのは、
以前同級生の台湾の尼さんが、
沢山人が集まって親族会議をしている時に
「結婚して良かったと思ってる人、
この中にいる?」と親族全員に訊いたら、
シーンとして誰も答えられなかった
というエピソード。
「だから皆んな幸せになんかならないんだ」
と、
これは出家者から見た結婚に対する意見である。
チベットや台湾、韓国等のお坊さん、尼さんは、一生結婚しない。

久しぶりに学校のことや
問答の話が出たので、
どんな風に証明するのか
またいろいろ考え始めてしまった。

男女の愛情が幸せではなくて
苦しみの本質であることを、
面白がって読める方のみ
読み進めて欲しい。

男女の愛情(恋愛感情)は苦しみの本質である。
何故なら、それは三苦いずれかに含まれる故である。

三苦とは、
苦苦(苦しみの苦しみ:苦しいと認識できる苦しみ)
変苦(変化する苦しみ:輪廻のもとになる楽。今幸せでも後に苦しみに変化する)
行苦(輪廻にいき渡る苦しみ:潜在的に苦しみの源を保有している)

男女の恋愛感情は、苦しみの本質である。
何故なら、苦苦に含まれる故である。
そうではないか?
仲の悪い夫婦の恋愛感情がそうだから。
彼らの恋愛感情は苦しみである。何故なら仲が悪いから。
彼らにはまだ恋愛感情がある。何故なら、まだ一緒にいるから。
(ここは経済的な条件等差し引いて、純粋に考えて欲しい)

好きなのに仲が悪いなんて、苦苦以外の何ものでもない故に。

男女の恋愛感情は苦しみの本質である。
何故なら、変苦に含まれる故である。
そうではないか?
今仲良しの男女の恋愛感情は、変苦に含まれる。何故ならば、将来一方がいなくなったら苦しみに変化する故である。
今仲良しであればあるほど、離れた時に苦しむ故である。

男女の恋愛感情は苦しみの本質である。
何故なら、行苦に含まれる故である。
そうではないか?
男女の恋愛感情は、欲望より起こる。
欲望は煩悩で、対象に対する間違った思い込みから起こる。
対象に対する間違った思い込みは、対象が知覚に映ったように本当にあると思い込む、実体視から起こる。
男女の恋愛感情は、煩悩から起こった意識作用である故に、潜在的に苦しみの種を含んでいる。男女の恋愛感情と常に共にある実体視は、輪廻全てにいき渡る実体視に通じる故である。

故に、男女の恋愛感情は苦苦でもあり、変苦でもあり、行苦でもある。
三苦全てである故に、
それは苦しみの本質である。

・・・と、
こんなことを考え始めると
本当に時間を忘れてしまう。

エンタメとして
お楽しみ下さい。

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