生きてることがありがたい

2024年10月9日 01:00

前回ダラムサラに帰った時は
１日で肺に開いてた穴が塞がった。

今回も
ただ道を歩いているだけで癒されてるのか
顔見知りでもそうでなくても友達みたいに感じる。

そして昨日今日と目が覚めた時、
自然に「幸せだなぁ」と言ってしまう自分に
改めて驚いている。

ただあるだけで幸せ。
(二度寝できたらもっと幸せ)

山々や、緑の多い環境のせいももちろんあるだろう。
でもやはり、
ここに住む人々によるところが大きい。

水が出なければ
洗濯を申し出てくれる友人がいる。
洗濯物を取りに来てくれて
家の洗濯機で洗い、乾かし、
持って来てくれる。

こんなん普通ない。

女子会に呼んでくれる友人もいる。
食事に誘ってくれる友人もいる。

お寺の山をまわる参道を
一緒に歩いてくれる先生もいる。

そして彼らと話している自分を見て、
人付き合い、上手くなったなとか
チベット語で会話できるようになったなとか
自分が成長したことを
自分で喜んでいる。

今日はロウアーダラムサラに歩いて行ったが、
車の道なりにゆっくり行くのが嫌いな自分は
森の中の近道を使った。

歩道から木々の中を通る道に入って驚いた。
虫(蝉)の大音響。
今まで聞いたことがない程耳の近くでわんわん響く。

『スゲー一生懸命生きてるんだろうなぁ』
と思わず撮影してしまった。

見知らぬおじさんが通りかかった。
当たり前の森を撮影している外国人をやや面白く感じたらしい。
行き交う時にチラッとこちらを見た。
お互いにちょこっとニコッと挨拶したが、
このさりげなさも心地良いなと感じる。

その先は、足元を見続けないと
ゴツゴツの石で足を挫くような道がしばらく続く。

五体満足で動く身体をくれた両親と
両親の両親(とご先祖様)に感謝する。

よく生きてるよな
と我ながら思う。

歩きやすい坂道に出て
歩きやすい靴を履いていることに感謝して

明るい太陽と澄んだ空気と
歩いてる時の体の揺れと
それを感じられる時間と心の余裕に
また恵みを感じる。

なんかフツーのことだけど
いろんなことができるってありがたい。

当たり前のことを当たり前にできるって
尊いことなのかも。

生きて経験できることが
ホンにありがたい。

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