『あやうく一生懸命生きるところだった』を読んで

入院&休職期間中に読んで、よかった本や考えたことを、
徒然と書いていこうと思います。
何冊かあるので、気が向くままに書いていきます。

まずは、ハ・ワンさんの『あやうく一生懸命生きるところだった』です。
これは直近に読んだ本。

~読もうと思った経緯~
転職して半年勤めて、
突然、仕事に行けなくなり、やりたかったこと、
やらなければならなかったこと、などが結構ありました。

「クビにならないだろうか」
「戻ったら、違う部署に飛ばされるんじゃないか」
と不安の感情が頭をかすめる毎日。

そんな状況の中、会社のメールを確認していると
新しい人が入社しているとのこと。
さらに不安は大きくなり、
「戻ったら私の居場所なくなっているんじゃないか」
「その人に追い抜かれて立場が変わるんじゃないか」
「評価されなくなるんじゃないか」
「給与が下がるじゃないか」
ともやもやとした気持ちでした。
気持ちが落ち着けたい、という気持ちから読んだ本です笑

いくつか、刺さる言葉と
自分なりの思いを、
書いていければと思います。
学びは4つ。

①他人の評価気にしすぎ問題
・人生は速度ではなく方向
・自分の人生なのに他人の評価によって気分が変わる。
・なぜ僕らはいつも正解がたったひとつしかないように、
   そこに群がるのだろう

仕事を休んでる期間、
周りから評価されなくなる不安を勝手に気にしだしてしまいました。

仕事が「できない」という状況になり、
「(仕事が通常にできていれば)もっと評価されるはずなのに」
という幻想に悩んでいました。

まず、「~ねばならない」思考というか思い込みに囚われていました。
「あとから入ってきた人に抜かれてはならない」
「入社半年の身で求職なんてしてはならない」
など、自分への義務感は、結局自分を苦しめているなと。

そういう思考に進むと、どんどん失敗ができなくなり、
物事を後回しにしがちになります。
人生のマニュアルなんてないのだから、
自分のペースでやっていくしかないと思いました。
自分がどう働きたいか、
とかどう暮らしたいかとかそういう方向が大切だなと改めて思いました。
結局、人と比べると幸せになれないだろうと感じました。

➁人生は思い通りにいかないことを受け入れ、楽しむ
・階段のすべてを見ようとするな。ただ最初の一歩を踏み出せ。
・僕らは人生を望み通りに進められると信じているが、
 たった一度の波でさらわれるか弱い存在なんだ
・焦る必要はないわ、どうか静観しようじゃないの
・過程(物語)を含めての人生。結果ばかり求める過ぎるな。

出来事をただ、甘受するということではなく、
目の前の問題を能動的に解決していくという姿勢に共感しました。
病気や事故など、
自分の力ではどうにもならないことがありますが、
「今ここ」に感謝できることが大切。
衣食住もそろっていて、家族が支えてくれて、
もっと大変な病気の人もいる中で、自分は恵まれているなと
入院中も思っていました。
コントロールできること、
できないことを受け入れて前に進むしかないなと。

今は、両脚が動きづらいし、手術も嫌だし、
なんで私がこんな病気になるのとか、そもそもこれ完治するのか、
という気持ちもありますが、
そういう気持ちや状況を受け入れて前に進んでいくしかないのかなと。
焦ってどうにかなるものじゃないし、
長い人生の中で、そういうこともあるよね、
という風に受け入れて前進していくことが大切だなと感じました。

③人生一度きり。後悔してもいいから、行動に移す
・まずは当たって砕けろだ、失敗したときは後悔すればよし。
・失敗が減った分だけ、楽しみも減る、
・みんなが良いといっていることが自分にとっても本当にいいことなのか
・行動しなかったから、何者にもなれていないんだ、
 何ひとつわかっていない自分
・人生は後悔の連続だ、後悔してもしなくても人生は転がる

今、できることを探して後悔しないように、
行動するということが大切だと感じました。

脚が動かなくても、本は読めるし、勉強もできるし、
頭を動かすことはできるので、時間を大切にしていきたいと思いました。

④失ったことで、得られたこともあるという気づき
・何かを失ったときは失ったことに気を取られて、
 何かを何かを得ていることに気づかない。
 反対に、何かを得ようとするときは、
 それに集中するあまり失っていることには気づかない。

振り返れば、大学卒業後は、約5年間は仕事仕事で生きていたので、
実家暮らしでありながら、家族との関係は希薄だったなと笑
家族でご飯を食べることなんて、年に1、2回ほどだったし
そんなに話すこともなかったです。

病気になって、やっと父親、母親に頼るようになって、
ありがたさなどに感謝するようになったし、
落ち着いて読書とかする時間をとるようになったし、
そういうものを逆にいうと仕事に没頭する代わりに失っていたんだなと
気付けました。

なんだか、バラバラと書いてしまいましたが、
自分の記録なので、これで良いかなと。
まったり、書いていければと。