”500 Kobe2016のプログラム内容分析!”~500で話されるトピックとは?~
2017年夏、シリコンバレーから神戸へ
投資家に向けたピッチを極める究極のプログラムが
神戸に帰ってきます!!!
神戸に帰ってくる!!!・・・
世界最高峰のアクセラレーションプログラムを神戸で受ける!
世界で最もアクティブなシードラウンドのVCと言われる500Startupsと、かつては”株式会社”神戸市と呼ばれ、現在も先進的な取り組みを行う神戸市とがタッグを組み開催する、500 KOBE Accelerator....
2016年度実績
・2016年度参加スタートアップの半数以上が資金調達に成功!!
・累計30名以上の豪華メンター陣!!
・先輩起業家メンターが張り付きの超豪華1on1メンタリング受け放題!!
・メールマーケティングをはじめとする各分野の専門家が毎週来日!!
・スタートアップ必見、その日から使えるの世界最新ノウハウ!!
・超絶なプログラムの苦楽を共にした一生の仲間の絆
2017年8月、500Startupsが神戸に再び帰ってきます!500KOBE Accelerator開催決定!
申込はコチラ
何が言いたいかといいますと
個人的には....スタートアップの皆さん、
このプログラム申し込まない手はない!
と思っています!笑
海外進出を考える世界へ羽ばたくスタートアップだけではありません。
将来の日本を背負うスタートアップの皆さん全員にとって必ず価値のある超豪華プログラムです!!
皆さんにお伝えすることができればと昨年の500Kobeにてオフィス駐在インターンの経験を文章にしました。
あの場で話されていたトピックやその雰囲気など、500Startupsと神戸市ならではのアクセラレーションプログラムの価値を少しでも伝わればと思います。
その驚きの超豪華コンテンツが気になるあなた!!
ぜひご一読ください♪
目次
1. 500のアメリカ本国のプログラムって?
2. 500の人たちってどんな人?
3. Pre-Accelratorで扱われたトピックって?
4. プログラム初日からピッチ
5. プログラムの中で出てくるワード
a. "MVPをとりあえず出して"
b. ”起業家と投資家がある程度同じレベルの用語で話す”とは?
c. ”投資家に向けたピッチ”を作る
d. ”Burn rate, Runway”
e. ”資金調達?それとも自己資金?”
f. ”Vitamin to Pain Kiler”
g. ”Life style bussiness vs Startups”
1. 500のアメリカ本国のプログラムって?
サンフランシスコとマウンテンビューにて年に4回行われるデモデイの様子と参加している企業については、下記の記事が参考になります!
”500 Startupsのプログラムの内容を一挙公開!4ヶ月間のスケジュールとは? | 500startups.jp”
”Batch19 Demo Day全登壇企業40社ざっくり紹介 | 500startups.jp”
昨年の約30名のメンター陣、豪華プログラムカリキュラムはこちら
500kobe Pre-Accelerator | 500kobe.com
2. 500の人たちってどんな人?
500Startupsのメンバーは一言でいうと”クレイジー”。
やることやって楽しむことも忘れない。
キーワードは
#HFGSD : Have Fun Get Stuff Done!
デモデイの度に仮装をして場を自ら盛り上げる創業者はなかなかいません。
しかし、
その500 Startupsのメンターはただクレイジ-な訳ではありません。
メンター自身自身過去にIPOやM&A数社の実績を持つ起業家です。
その先輩起業家ならではの経験に裏づけられたアドバイスは知見に富み、他には無い説得力があります。
500のメンターの方々は、
より良い結果にするために、最後まで追求し続けます
たとえ、
イベントの開始10分前でも、聴衆にとってプラスになるのであればプレゼンの内容、タイムスケジュールさえもを変更します。
効果の最大化に向けては妥協を許しません。
500Startups, FOUNDING PARTNERのDave McClureについてもっと知りたい方は下記どうぞ!
「遅咲きは敗者ではない」— Dave McClure、46歳の誕生日を前に思うこと | the bridge
500メンバーの雰囲気が分からないなら、500startupsの公式youtubeチャンネルも要チェック!500のジョークが好きになります。
”We are 500. | 500Startups youtube channel”
”What is 500 Startups' Demo Day? | 500Startups youtube channel”
”[Batch 13] 500 Startups - Let It Grow | 500Startups youtube channel”
”イベントを通じてエコシステムを構築する、500 Startupsのイベントプロフェッショナル | 500startups.jp”
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3. 昨年度のKOBE Pre-Accelrator
2016年度 KOBE Pre-Accelratorの各週のテーマ
1, 投資家向けのピッチに関して
2, リーン・スタートアップと法律
3, グロースとディストリビューション
4, 資金調達
プログラム期間中のメインのコンテンツ
・各週のテーマごとのレクチャー(週数回)
・常駐の担当メンター、毎週来日する各分野の専門家と1on1メンタリング
それ以外の時間は基本的に自由です。
定期的に参加スタートアップ企業やメンターを含めた参加者が集まる交流会もあります!
食事をしながら今悩んでいることや、これから頑張ることなど気軽に参加起業家やメンターに近況報告をしたり相談ができる場となっていました。
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4. プログラム初日からいきなりピッチ
プログラムでは一貫して、
投資家に自分たちに興味を持ってもらうためのピッチを創り上げることにフォーカスします。
初日から自己紹介がてら、いきなり30秒の英語での事業説明を求められます。
「・・・えー!?海外の人はいいけど、英語だし、30秒だしそんなのいきなりできるわけないじゃん。」
と思ったあなた、大丈夫です。
当然、初めてなので多くの人が言いたいことを満足に言えず30秒を過ぎてしまいます。
その日から毎日激を飛ばされながら、世界最高峰のピッチコーチから指導を受けられます。
なんともサディスティックなプログラムですね。
しかし、食らいついていく熱意があれば、
最終日のデモデイでは世界に通用するプレゼンターになることが約束されます。
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ここからは
プログラムの中で話題にあがっていたトピックの一部を紹介したいと思います。トピックに関連する記事へのリンク集です。
※リンクについては扱われていたトピックに関連する参考記事として挙げています。正確にはプログラム中に実際に500のメンターが話していた内容とは異なる見解のものもございます。
500が実際に話していることが気になる方は、ぜひプログラムへの応募を!
5.プログラムの中で出てくるワード
a. "MVPをとりあえず出して"
選考段階でアイディアベースのチームや、プログラム中にピボットを考えているチームに対しては「うまくいったらまた教えて。」と言われてしまうことがほとんどです。
シードラウンドを対象にするプログラムであるからこそ、まだユーザーに使ってもらっていないプロダクトに対して誰も何も判断ができないからというのが一番の理由。
顧客検証、ユーザーのフィードバックを得れているかを説明なしに判断することはできません。
シリコンバレーで成功するスタートアップの多くのアイディアも初めは”こんなもの本当に売れるの?”というもの。
世の中にまだない市場だからこそ、言葉にした時にまだ人々の賛同を得られない場合が多い。
それらのうちほとんどのものは本当に売れないのが事実。でもその中でも誰も想像できなかった一発逆転が生まれる。
だからおもしろい、それと同時に顧客検証のできていないプロダクトは誰も判断ができない理由なのですね。
”スタートアップでのTRACTION(トラクション)の重要性 | note.mu”
”リーンスタートアップを実践しない14の理由 | leanstartupjapan.org”
”The importance of Minimum Viable Product (MVP) for startups”
”Minimum viable product (MVP). What is it and why should you care? | boagworld.com”
b. ”起業家と投資家がある程度同じ用語で話ができるレベル”とは?
~ちゃんとした用語をつかえないと投資家から資金調達はできないってホント?~
一日に数十社のプレゼンを聞き、資金調達の交渉を受けるVC…
彼らの立場になって考えてみると決まったフォーマットでスタートアップに質問がしたいというのが本望。
いちいち用語の説明をしている暇は投資家にはない。だから資金調達の第一歩は投資家と同じ言葉で話せることなのですね。
スタートアップのお金と指標入門講座:バーンレート (Burn Rate) | Taka Umada
c. ”投資家に向けたピッチ”を作る
投資家が聞きたいこととよく言われる7つのポイント:
Problem →取り組んでいる課題は何か?
Solution →課題を解決する方法は?
Market Size →その市場は?
Traction →プロダクトが社会に必要とされているかの指標
Unique Insight →新規性、既存の解決方法と何が異なるのか?
Business Model →収益モデル
Team →チームには優秀なエンジニアなど必要な人材は揃っているのか?
参考:”スタートアップの 3 分ピッチテンプレート | Taka Umada”
これを2分で話す。
それが500Startupsのデモデイで投資家の前でピッチをするためのルールです。
時間を守れないことは、
「自分は準備してきませんでした!」と言っているのと同じ。
ピッチの場では準備をすればピッチは誰にでもできて、時間を守ることは当たり前。
イメージはミートアップ会場に移動中有名な投資家とエレベータで一緒になった時、
降りるまでの間に自分のサービスをそこで興味を持ってもらえるために何をいえば伝わるのか。
まさにエレベータピッチである。
そこまで核心となるポイントだけにそぎ落とせるということは、自分がそれだけ自身のビジネスについて理解しているということである。
ポイントは
そこですべてを話し切る必要はないということ。
目的の階についてエレベーターを降りるときに、「あとで詳しく聞かせて」と次への挑戦権を得ることなのです。
”ピッチを良くする2つのポイント | 500startups.jp”
d. ”Burn rate, Runway”
~トライ&エラーのリミット~
アメリカのスタートアッパーたちは自分たちが事業をあとどれだけの間、今の支出のままで、ポケットマネーで挑戦し続けられるかの期間、Ruynway(飛行機の飛び立つまでの滑走路)を計算する。
Quoraでその計算用のスプレッドシ-トについての質問が上がるぐらいです。
”Are there any good templates out there for projecting burn rate while raising Seed? | Quora”
”How long is your startup runway?”
"What is the Right Burn Rate at a Startup Company?"
e. ”資金調達をするべきなのか?自己資金で頑張るべきなのか?”
500StartupsのPartner, Marvin Liaoは語る、
"Startupは最近Sexy(イケてる)業界のようによく言われているけれど、決してだれでも成功できる業界ではない。
何かが心から本当に好きで、それを世の中に出したい、自分が出さなければ誰がするんだという強い信念がなければスタートアップなんて続くわけない。スタートアップって一発稼げそうなんて思っている程度では成功は難しい。"
"資金調達もスタートアップが必ずしなくてはいけないことのように言われているけど、資金調達が本当に必要な業種とそうでない業種がある。
例えばマーケットプレイスなど、成長すればするほどユーザーが増え物理的にサーバー等リソースが足りなくなる場合には、競合他社に負けない力をつけるために資金調達は有用。"
"でももちろん資金調達には負の側面もある、それはひも付きの”誰か”のお金ということである。もらった瞬間に誰かの言うことを聞かなくてはならなくなることを忘れてはいけない。”
”VCマネーの過剰摂取:71社のIPOから学べること | Tech Crunch”
f. ”Vitamin to Pain Kiler”
~あなたのサービス/製品は人々の生活をただ豊かにするもの?それとも、人々の生活になくてはならないもの?~
ビタミン剤はあってもなくても良くて、いつでもいい。
でも痛み止めは苦しい時に我慢できなくて喉から手が出るほど欲しい。貴方のサ-ビスも顧客にとってそうでなくてはならない。
Forbes | Is Your Startup Building A 'Vitamin' Or A 'Painkiller'?
g. ”Life style business vs Startups”
Life style business
A lifestyle business is one that is geared toward supporting the owner’s income and personal requirements rather than maximizing revenue.
シリコンバレーのVCはよく言う、
”それはfund-ableな事業か”って。
そう、彼らにとって創業者が豊かになれる程度のビジネス(Life Style Business)は興味がない。
アクセラレーション三か月後、連絡が取れなくなってしまうスタートアップも少なくない。
99%のポートフォリオが失敗しても1社のユニコーンが生まれれば大成功のシードラウンドの投資。
500Startups自身もスタートアップで、投資家たちに対して成果を出さなくてはならない。その上で、”VCってどんな生き物?”かを理解しておくことはとても重要。
VCにも投資してくれるLP(出資者)が存在し、彼らに対して投資先のスタートアップの成果を報告することが求められているのです。
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プログラムで扱われていたトピックの一部を書き出してみましたが、いかがですか。中には日本のスタートアップ業界ではあまり話されないアプローチもあるかもしれません。
参考リンクを載せているように、その多くは英語です。
トピックに関連した記事が多く書かれる事からもわかるようにシリコンバレーではすでによく話されています。
「何を当たり前のことを。」とすでに知っていることも多かったかも知れません。世の中に出ているものを聞いているだけでは競争の激しいスタートアップ業界で生き残ることはできませんよね。
スタートアップという事業に関しては最前線のシリコンバレーで常に失敗のノウハウもどんどん蓄積されてきており、成功者、シリアルアントレプレナーもたくさん出ています。
そんな彼らのアドバイス活かさないわけにはいかないですよね。
シリコンバレーの精鋭メンターたちに日本国内で張り付きで、一日中ブートアップしてもらえる唯一のプログラム
それが500 KOBE ACCELERATORです。
申込はコチラ
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神戸市は500Startupsとの事業だけではなく、独自のアクセラレーションプログラムも実施しています。地域課題の解決や、シェアリングエコノミーに関するスタートアップを積極的に応援しています。
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KOBE Global Startup Gateway 4th
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Special Thanks
PC: Masahiro Honda